アイル legacy
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■■EIL 40th Anniversary 2023Memorial MagazineLEGACYタスク・シフトとは臨床検査技師や看護師をはじめとする他職種に医師の業務の一部を任せること、タスク・シェアは、医師の業務を複数の他職種で分け合うことです。タスク・シフトが特定の人物に業務を任せる一方で、タスクシェアは職種を越えて業務を分け合うイメージです。臨床検査技師のスキルを活かし、検査で得られた情報をもとに(集計・分析等)付加価値をつけて提供し、チーム医療を通し患者様のQOL(生活の質)の向上・在院日数の短縮・医療費の削減などに貢献しています。タスク・シフト/タスク・シェア多職種協働臨床検査技師が実施可能な検体採取として追加された業務◆医療用吸引器を用いて鼻腔、口腔又は気管カニューレから喀痰を採取する行為◆内視鏡用生検鉗子を用いて消化管の病変部位の組織の一部を採取する行為臨床検査技師が実施可能な生理学的検査として追加された業務◆運動誘発電位検査◆体性感覚誘発電位検査◆持続皮下グルコース検査◆直腸肛門機能検査今まで行ってきた採血に関連する行為に静脈路の確保が追加されさらに新設された業務◆採血を行う際に静脈路を確保し、接続したチューブにヘパリン加生理食塩水を補充する◆採血を行う際に静脈路を確保し、点滴装置を接続する◆採血を行う際に静脈路を確保し、血液成分採血装置の接続と装置の操作並び操作が終了した後の抜針と止血◆超音波検査のために、静脈路に造影剤注入装置の接続と、造影剤を投与するための造 影剤注入装置の操作と、造影剤の投与が終了した後の抜針と止血糖尿病教室の開催やSMBG導入時の指導、機器の不具合や使用方法などの相談を通じて患者様の治療のサポートをしています。血液療法が安全かつ円滑、適正に行われるよう総合的、具体的な対策を検討し、普及啓蒙することを目的としています。血液製剤の安全使用のための情報提供や使用状況を集計・分析し血液製剤の適正使用の推進に役立てています。院内感染の原因となる細菌や薬剤耐性菌、集団感染の原因となるウイルスをモニタリングして、集計・分析を行い、感染症の発生状況を監視し情報提供することにより、抗菌薬の適正使用や感染症の拡大防止に努めています。入院患者様の栄養状態の改善・治療効果の向上・合併症の予防・QOLの向上などを目標(目的)とし、検査値からみたNSTの対象となる低栄養状態の患者様リストの提示や検査値の推移をモニターして委員会に報告し、治療効果の判定に役立てています。糖尿病教室輸血療法委員会感染対策委員会NST委員会

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