アイル next
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 弊社が無事に40周年を迎える事が出来ましたのは一重にIMSグループ各施設並びに職員皆様のご支援の賜物であります。感謝申し上げます。 30周年からの今日までの10年間のアイルの足跡を振り返りますと、諸々の新規事業計画と事業構造改革に取り組んだ10年だったと思います。臨床検査事業においては、国際認定基準ISO 15189の取得、COVID-19をはじめとした遺伝子関連検査新規導入の充実、医療支援事業においてはIMSグループ臨 私は20年以上病院の検査室で勤務していましたが、2019年3月に株式会社アイルに異動しました。 病院勤務時代は、臨床からの問い合わせや検査結果の解釈や異常検体の測定方法など、様々な場面でアイルに相談を行い解決に導いてもらいました。特に病院検査室で行っていない細菌検査では、検体提出方法やグラム染色の手技、薬剤感受性の考え方、病理・細胞診検査では、検体処理方法や日々進化するがん遺伝子検査の検体提出から適応となる検査方法など、病精度管理責任者として、この10年で最大限注力したことは臨床検査の国際規格ISO 15189の認定を取得した事です。 お陰様で臨床検査の視点を狭義の精度管理から総合的な幅広い視座が必要な品質管理へと遷移させることが出来ました。 職員へは膨大な品質文書の維持管理と国際規格の要求事項を満たすべく様々な品質記録の作成を強いることになりました。これからは内部監査やマネジメントレビューのPDCAを■す度に品質マネジメント床検査部門物販管理システム導入、再生医療研究センターにおいては、末梢血幹細胞移植治療用細胞処理保管等、時代のニーズに対応をした新規業務を構築してまいりました。今後も各事業共に新規計画がございます。50周年を迎える時、更なるイノベーション事業のご報告が出来る様に社員一同で精進してまいります。 今後のアイルに是非、ご期待ください。院検査室だけでは難しい問題を一緒に考えてくれました。これからは病院検査室に応える側として、病院からの要望や問い合わせに対して「知識の宝の山」と考えおります。アイルの技師はもちろんですが、病院技師と一緒に解決方法を考え答えを導くことが共に成長する機会となり得ます。お互いが切磋琢磨することで技術と知識の相乗効果が生まれると思います。持続可能な医療を担う臨床検査技師の職能をイムス臨床検査部門が一丸となって高めていきましょう。システムが機能し、やがては自然に呼吸し歩く様に苦も無く管理する事が可能になれば良いと思います。この様な国際規格は医療機関内では臨床検査室にしかありません。今後、グループ内に認定取得施設が拡がり、品質マネジメントシステムの連鎖が拡大するように活動していきたいです。板橋中央臨床検査研究所板橋中央臨床検査研究所EBISAWA ISAO 技師部次長YAEGASHI KAZUO 精度管理責任者■■EIL 40th Anniversary 2023Memorial MagazineNEXT時代のニーズに対応した新規事業を構築します切磋琢磨し技術と知識の向上を目指します国際規格に準拠した臨床検査室を目指します■■■■■ISHIHARA MASAAKI株式会社アイル 管理部次長■■■■■■■■■■■

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