2022年 おしごとbook
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・急性期病院との連携窓口リハビリテーションが必要な患者様が円滑に転院できるよう、的確な情報収集を行い、所属する病院の出来る事と困難な事を明確にし、急性期病院と連携していきます。入院前から、患者様ご家族様の不安や希望等を把握し、入院後の支援につなげます。・療養中の心理的・社会的問題の解決・生活視点での社会復帰支援病気や怪我をした患者様、ご家族様の不安は身体機能の回復だけでは解消できないことも多くあります。退院後の生活がどのようになるのか、仕事に復帰できるのか、介護が必要になったらどうすればいいのか、入院が長くなったらお金が心配・・・など、いろいろな不安・具体的な問題が出てくるこの時期に、SWはまずお気持ちを伺って一緒に解決方法を探していきます。経済的問題の解決や退院後の生活支援の為、活用できる制度、各種保険や手当など、様々な社会資源の説明や利用調整を行い、区役所や地域関係機関と連携します。家庭・社会復帰の為、院内多職種と連携し、現状や想定される問題点、解消方法を話し合います。最低月一回は担当スタッフカンファレンスがあり、患者様を中心としたチームで目標を共有します。SWは、患者様・ご家族様のニーズや解決能力をもとに、安心して退院できるよう、サポートします。介護保険などを利用して在宅サービスを調整したり、復職支援機関と連携して復職につなげたり、介護施設や療養病院への入所支援を行うなど、退院先選定支援は多岐に渡ります。突然の発症・受傷で、身体機能の喪失など危機にあった場合、生活や人生設計を立て直す必要が出てきます。障害受容等、患者様自身の身体や心のことだけでなく、家族のこと、仕事のこと、友人関係、経済的なこと、将来のこと・・・いろいろな課題が複雑に絡み合っていることも少なくありません。課題を明確にし、一つ一つ解決に向け患者様自身で前に進んでいけるよう、SWは患者様に寄り添い、心理・社会的側面からサポートをし、院内外の社会資源を活用していきます。患者様にとっての「最善の選択」とは何か?多角的な視点を持つことが重要となります。10|回復期リハビリテーション病棟でのSWの役割は|回復期リハ病棟SWの視点|回復期リハビリテーション病棟とは現在、急性期病院では在院日数の短縮化、在宅復帰が推進されており、介護保険での在宅ケアサービス体制が整備されつつあります。この急性期治療と家庭復帰の中間に位置するのが「回復期リハビリテーション病棟」です。脳血管疾患又は大腿骨頚部骨折等の対象疾患をお持ちの患者様に対して、寝たきりの防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションプログラムを医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、SW 等が共同で作成し、これに基づくリハビリテーションを集中的に行います。

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