35救急医療は、あらゆる場面で年齢・傷病を問わず発生し、予測性・準備性・即応性を持った対応が求められます。救急看護認定看護師は、救急看護領域の知識や技術に熟達し、的確な判断に基づいた確実な救命技術やトリアージの看護実践・指導・相談を行っています。危機的状況にある患者さまおよびご家族の精神面のサポートも不可欠です。今後、急変を起こさない看護への取り組みや地域連携を視野に入れた活動をしていきたいと考えています。緩和ケアは、がんと診断された時から患者さまの辛さを和らげ、最期までその人らしく生きていけるように支えていくケアです。症状緩和や苦痛緩和、家族ケア、意思決定支援など、患者さま・ご家族を取り巻く多職種と連携を取りながら活動します。また、病棟スタッフのサポート、教育とシステム作りなどを行っています。スタッフと共に地域のみなさまを支援できるよう日々努力を続けていきます。がん看護専門看護師は、がんと診断されてから終末期に至るまで、がん患者さまの苦痛を理解し、患者さまやご家族に対して生活の質の視点に立った水準の高い看護を提供する役割があります。現在多くのがん患者さまやご家族は、がんに対する積極的な治療を経て、地域の病院に転院されてきます。がん患者さまやご家族がより住み慣れた地域で最期まで納得した治療や安心したケアを受けられるようお手伝いさせていただきたいと思います。集中ケアの目的は、重症な患者さまを最も障害の少ない状態でいかに早く回復させることができるかにあり、患者・家族サービスと在院日数の短縮に貢献することにほかなりません。看護は患者さまの生活過程に関わることを専門としているため、どのような健康レベルにあっても「生きるための環境を整えること」を大切にしています。QOLの高い生活が取り戻せるように、回復に向けて他職種と協働して日々患者さまと関わっています。がん疼痛のガイドラインが改訂され、除痛ラダーが削除、鎮痛薬使用原則が「4原則」に変わりました。また、ヒドロモルフォン、タペンタドールなど新しい薬剤が発売されています。緩和ケアは、患者さまが抱えている痛みを正確に評価し、早急に緩和することで、生活の質を維持・向上させることが求められています。患者さまが体験している痛みに真摯に向き合い、一人でも多くの患者さまの痛みが緩和するようサポートしていきます。専門看護師(CNS)、認定看護師(CN)、認定看護管理者(CNA)は、それぞれに定められた長期研修を受講し日本看護協会の認定審査に合格した看護師です。それぞれの分野における看護実践・指導・相談を中心に活動しています。クリティカルケア認定看護師緩和ケア認定看護師(救急看護)(緩和ケア)がん看護専門看護師クリティカルケア認定看護師緩和ケア認定看護師(がん性疼痛看護)(集中ケア)[2024年1月現在]IMSの専門・認定看護師ProfessionalIMSグループでは様々な分野の専門・認定看護師が活躍中!IMSグループの専門・認定看護師たち77名
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