37特定行為区分①呼吸器 (気道確保に係るもの)関連②呼吸器 (人工呼吸療法に係るもの)関連③呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連気管カニューレの交換④創傷管理関連⑤感染に係る薬剤投与関連⑥血糖コントロールに係る 薬剤投与関連⑦循環動態に係る薬剤投与関連⑧動脈血液ガス分析関連⑨栄養に係るカテーテル管理 (中心静脈カテーテル管理)関連中心静脈カテーテルの抜去⑩栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連⑪栄養および水分管理に係る 薬剤投与関連特定行為経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整侵襲的陽圧換気の設定の変更非侵襲的陽圧換気の設定の変更人工呼吸器管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整人工呼吸器からの離脱褥瘡および慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去創傷に対する除圧閉鎖療法感染徴候がある者に対する薬剤の臨時投与インスリンの投与量の調整持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整持続点滴中の降圧剤の投与量の調整持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整持続点滴中の利尿剤の投与量の調整直接動脈穿刺法による採血橈骨動脈ラインの確保末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整脱水症状に対する輸液による補正診療看護師としての現場では、看護師としての専門性を基盤とし、そこに医学的知識・技能が加わることにより、患者のニーズに沿った即時的な対応をすることが可能となります。もちろん、可能かどうか判断をする能力の高さを求められますが、非常に責任があり、やりがいのある仕事です。IMSグループは、看護師の特定行為研修を行う指定研修機関として厚生労働省に認定され、2017年より“IMSグループ看護師特定行為研修”を開講しています。特定行為とは、医師・歯科医師があらかじめ作成した「手順書」に基づき、研修を修了した看護師が行う「特定行為(診療の補助)」であり高度かつ専門的な知識と技術が求められます。IMSグループでは11区分21行為(左表参照)が履修可能です。自分の活動分野における区分を選択し、共通科目315時間・区分別科目22〜78時間の研修を就業しながら受けることができます。チーム医療のキーパーソンである看護師が期待される役割を十分に担うため、医療安全に配慮し、在宅を含む医療現場において高度な臨床実践能力が発揮できる看護師を育成しています。認定バッジIMSグループのNPバッジ認知症というと、マイナスのイメージでとらえる方が多いかと思います。私たちは介護施設でたくさんの認知症の人と関わってきました。その中で、認知症の人の気遣いに触れたり、経験から培ってきた知識を教えられることもありました。社会から認知症への偏見がなくなることが私たちの願いです。4期生診療看護師とは、NP(ナースプラクティショナー)とも呼ばれ、以前まで医師にしか処置できなかった21区分38の特定行為を行うことができます。日本NP教育大学院協議会に参加する大学院において2年間学ぶことで、NP資格認定試験の受験資格が得られます。欧米のNPは医師の指示を受けずに医行為を行いますが、診療看護師は医師の包括的指示の下で、あらかじめ定められた特定の医行為を行います。都道府県・政令指定都市が実施する認知症介護基礎研修および認知症介護実践研修を企画・立案し、講義、演習、実習を担当する役割を担っています。その他、「地域住民や専門職を対象とした研修会の講師」「行政の委員会や会議等への参加」「当事者や地域住民向けの相談・啓発活動」など、認知症の人にやさしい地域づくりのために様々な活動に取り組んでいます。診療看護師看護師特定行為研修認知症介護指導者医師と看護師の中間的な立場でチーム医療を支える看護師が医療行為に積極的に参加できる制度IMSキャリアアップ! Career Up!
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