アイラブナース2024
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44新人看護職員の評価は修得してきたことの確認をするとともに、フィードバックを行い、新人看護職員が自信を持って一歩ずつ能力を獲得していくために行うものである。評価者は新人看護職員と一緒に考え、励ます姿勢で評価を行う。① 到達目標は1年間で到達するものとするが、各部署の特性、優先度に応じて評価内容と到達時期を具体的に設定する。 評価時期は、概ね就職後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年を目安とする。② 就職後早期の評価は、新人看護職員の職場への適応の把握などの点から重要であり精神的な支援も含め綿密に行う必要がある。① 評価は自己評価に加え実地指導者や教育担当者による他者評価を取り入れる。② 評価には、到達目標に関するチェックリストなどの評価表(自己評価および他者評価)を用いることとし、総括的な評価を行うにあたっては面談なども適宜取り入れる。③ 評価は、その時にできないことを次にできるようにするためのものであり、基本的にはポジティブフィードバックを行う。例えば技術ができたか、できなかったかのみを評価するのでなく、次の行為につながるようにできたことを褒め、強みを確認し励ますような評価を行う。④ 最終評価は看護部門の教育担当者又は、各部署の所属長が行う。また新人看護職員研修修了時には、本部名にて修了証を発行する。研修ファイル「アイナースポートフォリオ」に修了証を貼る。① 研修における目標、内容、方法、講師、教材の適切さ、研修の開催時期、時間、場所、経費の適切さなどの研修の企画運営の評価を各施設、ブロック、本部で行う。②新人看護教員の到達目標の達成度。③研修参加者の研修達成感や満足度の評価を行う。① 新人看護職員の実務を通して、研修内容について、その重要性および実用性、さらに深めたかった内容、あらたに取り上げて欲しい内容など研修の企画・運営の評価。②新人看護職員の自己評価・他者評価による成果の評価。③新人看護職員の事後評価と関連付けて、実地指導者および教育担当者の育成や施設の研修体制の評価。1. 評価の考え方2.評価時期3.成長の評価1 .研修プログラムの評価2.研修終了後、各施設での事後評価「新人看護蟻員研修ガイドライン」一部改変Ⅵ.研修評価Ⅶ.研修計画、研修体制の評価

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