循環器内科 当科では、虚血性心疾患・高血圧・不整脈・心不全などを専門としております。1993年にカテーテルを開始、その後約4,000例の心臓カテーテル検査と約1,300例の経皮的冠動脈インターベンション、経皮的動脈形成術を施行してきました。スタッフとの円滑なコミュニケーションによって充実したチーム医療を行っています。 また、外来診療においては、虚血性心疾患・不整脈・心不全などの管理とともに・高血圧や糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病の管理にも重点を置いています。外 科 外科は治療経験の豊富な専門医がチームとして『その人に合った最新で人にやさしくかつ安全な外科医療』を行っています。外科は、ヒトの体に創(傷)をつけ、こころにもストレスを加える手技や治療が多いので、治療により得られる良い点(利益)や失われる機能や不利益などを患者さまに説明(インフォームドコンセント)し、患者さま自身がよく考えた上で納得する治療法を選択していただきます。さらに外科チームは、痛みがなく、最も小さな傷で、かつ最適な方法で将来の体やこころへの負担や障害を最小限にし、健康寿命を延ばすような治療を施します。 対象とする疾病は、食道から大腸までの消化管や肝臓、胆嚢、胆管および膵臓などの癌や炎症疾患、救急疾患です。当院での診断や治療が困難な場合は、群馬大学医学部附属病院、群馬県立がんセンター、太田記念病院、桐生厚生病院、足利赤十字病院、前橋赤十字病院、しらかわ診療所(前橋市)と密に連携し、対応しています。乳癌は群馬大学の専門医が当院で診断と治療にあたっています。 また、消化器・腫瘍センターとして、当院の健(検)診センターと共同で健康寿命を延ばす予防医学を進めています。胃がんは、胃がんリスク層別化検査(ABD分類)でピロリ菌の有無を調べ、内視鏡検査でピロリ菌感染した胃炎を診断し、ピロリ菌除菌による予防を図っています。さらに、大腸がんは、内視鏡による大腸ポリープ切除や薬剤による予防に取り組んでいます。呼吸器内科 胸部・気道の疾患は多岐に渡りますが、当科では悪性疾患や肺結核以外の、主に閉塞性肺疾患(気管支喘息や慢性肺気腫)の治療や肺炎、完治が難しい呼吸器疾患のbest supportive careを行っています。特に在宅酸素療法は早期より積極的に導入を図っており、吸入ステロイドや気管支拡張薬を用いて、患者さまの呼吸苦の軽減に努めると共に、呼吸や嚥下の訓練もリハビリ科の協力の下で行い、健常人と変わらない生活を送っていただけるよう、QOL(Quality Of Life)の改善を目指しています。整形外科 整形外科は、交通事故外傷、スポーツによる障害、加齢による変性疾患等、多種多様な病気や外傷を治療します。高齢化社会の今、骨粗しょう症患者も多く転倒などで容易に骨折をおこします。骨折治療も重要ですが、骨折を予防するために骨を丈夫にしたり、転倒予防の運動療法を行うのも当科の役割です。 当科では、一般外傷の下肢骨折(大腿骨骨折、下腿骨骨折)、上肢骨折(上腕骨骨折、肩関節脱臼)の手術治療や慢性疾患(脊椎圧迫骨折等)の保存的治療を行っております。また、スポーツ整形外科専門の医師による診療も行っており(予約制)、スポーツによるけがや障害の診察治療を行っております。 上記にてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
元のページ ../index.html#3