【2019】新松戸中央総合病院_2
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消化器病センター長/外科部長 卒 業 校 専 門 分 野 資格・所属 医学博士 この度日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会の認定施設となり、エキスパンダーやインプラントを挿入する1次再建が可能となりました。乳癌により乳房切除が必要な方で再建の適応を満たす方は手術時に乳房再建を同時に行うことができます。詳しい適応はご相談くださいませ。 ○症状(乳房にしこりを触れる、乳房に変形、左右差がある等)のある方 ○検診、ドックなどで要精査となった方 ○血縁者(母親、祖母、姉妹、叔母など)に乳癌の方がいる方(+症状) ○最近検査を行っていない方(+症状) ○ MMG(マンモグラフィー) ○ US(超音波検査) ○ CT ○ MRI ○ 乳房・腋窩リンパ節の細胞診および組織検査 ○化学療法…術前術後の補助療法、転移乳癌の治療 ○乳癌手術…乳房切除術、乳房温存術、乳房再建(一次)、センチネルリンパ節生検、腋窩リンパ節郭清 大谷 泰介 役 職 群馬大学 消化器外科全般、大腸肛門外科、内視鏡外科 日本外科学会認定医、外科専門医、指導医 日本消化器外科学会専門医、指導医、消化器がん外科治療認定医 日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医、大腸肛門病指導医 日本内視鏡外科学会技術認定医 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会ストーマ認定士 Infection Control Doctor 医師 対象の方 当院で行える検査・術式 【乳癌】 乳癌は日本人女性11人に1人が一生のうちにかかるとされ、35~64歳では女性の癌の死亡原因としては第一 位となっております。乳癌のリスクとしては家族に乳癌のいる方や出産経験のない方、ホルモン補充療法を受けてい る方などがありますが、肺癌に対する禁煙のように何かしら予防が確立されておらず早期の発見が重要となります。 【検査】 受診された方は原則マンモグラフィー(MMG)と超音波検査(US)を行います。MMGは乳房のレントゲン検査で正常乳 腺を圧迫して撮影します。石灰化というカルシウムの沈着したものを見つけることで触ってもわからないくらい早期 の乳癌を見つけることができるのが特徴です。また正常な乳腺を伸ばすことにより、腫瘤などを見つけます。若い方、 乳腺が多い方はMMGだけでは腫瘤を見つけることが難しい場合があります。USは乳腺の厚みに左右されず腫瘤を見 つけることができます。MMG、USとも女性技師による検査です。 以上の検査で腫瘤や何か異常が見られるときは組織検査を行います。組織検査は針を刺して腫瘤の一部を採取し病 理検査により診断を付けます。細胞診だけでは(乳腺においては)確定診断とならず当院では原則的に組織検査を行ってい ます。わきの下のリンパ節の検査には細胞診を行っております。以下の検査は基本的には手術が必要となる方に行い ます。 《乳房MRI》癌の広がり具合や反対側の乳房の検査のために行います。 《CT》癌の進み具合によっては体の中の癌の広がりを調べるために行います。 【治療】 手術…乳腺と乳頭を切除する乳房切除術と腫瘍の近くの乳腺だけをとる乳房温存術(部分切除)などがあります。患者 さんの状態と希望により相談して最善の方法を決めます。 化学療法、ホルモン療法は手術で切除を行ったあと再発の予防のために行います。患者さんの希望、癌の進み具合 により治療方法は多様であり患者さんごとに一番いい方法を相談したいと思います。 19 SHINMATSUDO CHUO GENERAL HOSPITAL ANNUAL REPORT 2019 乳腺外科

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