【新松戸】病院年報2023
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SHINMATSUDO CHUO GENERAL HOSPITAL ANNUAL REPORT 2023 28 当泌尿器科では泌尿器の疾患全般を診療しています。泌尿器科の専門とする臓器は、副腎・腎・尿管・膀胱・前立腺・尿道・男性生殖器などです。このような臓器の外科治療とともに尿路結石症、排尿障害、性機能障害、男性更年期障害など良性疾患も取り扱います。 前立腺癌の検査においてはMRIの画像をリアルタイムに行う超音波画像の中に取り込み融合させることでMRI画像上の癌が疑われる箇所に正確に組織を採取することができます。検査の精度は上がりますが、行う手技は変わりませんので患者様の体への負担は変わりません。手術治療においては当科ではダビンチを導入しロボット手術を積極的に行っております。2021年5月より前立腺癌に対するロボット支援下前立腺全摘除術(RARP)を開始してから、現在腎癌に対するロボット支援下腎部分切除術(RAPN)、腎盂尿管癌に対するロボット支援下腎尿管全摘除術(RAPN)、膀胱癌に対するロボット支援下膀胱全摘除術(RARP)を行っております。 診療実績 ロボット支援下前立腺全摘除術(RARP) ロボット支援下腎部分切除術(RAPN) ロボット支援下膀胱全摘除術(RARC) ロボット支援下腎尿管全摘除術(RANU) 前立腺針生検 経尿道的ホルミウムレーザーレーザー前立腺核出術(HoLEP) 経尿道的前立腺吊り上げ術(Urolift) 開腹下副腎摘出術 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 膀胱全摘回腸導管造設術 膀胱全摘尿管皮膚瘻造設術 経尿道的膀胱悪性腫瘍摘除術(TUR-BT) 膀胱瘻造設術 経尿道的尿路結石砕石術(TUL) 経尿道的尿管ステント留置術 経尿道的尿管狭窄拡張術 212 経尿道的膀胱結石砕石、尿道結石・異物摘出術 (前部尿道)術 109 経尿道的電気凝固術 85 尿道狭窄内視鏡手術 58 尿失禁手術(その他) 38 精巣悪性腫瘍手術 18 包茎手術 16 陰嚢水腫 14 精巣摘出術 12 尿管皮膚瘻造設術 これにより根治性、低侵襲、機能温存に優れた手術を目指す治療が可能となっております。尿路結石に対しては下部、中部尿管結石と膀胱結石の場合、レーザーを用いた内視鏡的砕石術を行っております。ESWLの適応、希望症例に関しては必要に応じて他施設をご紹介しています。また高齢者の排尿障害の大きな原因の一つである前立腺肥大症に対し、低侵襲な手術治療としてホルミウムレーザーを用いた経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核手術(HoLEP)やさらに負担が軽い前立腺吊り上げ術(ウロリフト)を行っております。 竹内 尚史(泌尿器科部長) 松本 真一(泌尿器科医長) 松本 信也(泌尿器科医長) 鏑木 直人 件数 件数 51 6 5 4 160 17 16 1 10 12 4 1 58 2 55 77 3 17 6 4 1 2 5 4 6 1 診療内容 手術件数 主な入院症例(2022年度) ※診断群分類6桁 10症例以上を記載 2020年度 前立腺の悪性腫瘍 膀胱腫瘍 前立腺肥大症等 上部尿路疾患 腎盂・尿管の悪性腫瘍 水腎症等 腎臓又は尿路の感染症 男性生殖器疾患 下部尿路疾患 2021年度 264 429 症例名 2022年度 528 医師 主な手術(2022年度) 手術分類 泌尿器科

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