子どもたちとお父さんが一致協力して作る「母の日カレー」。
すっかり定着してきましたね。今年はグレードを上げタイ風カレーに挑戦しませんか?
付け合わせはカーネーションをモチーフにしたブーケサラダで決まりです。
ココナツミルク
ココナツミルクは、ココヤシの種の中の白い固形胚乳を細かく削って 水で煮込み、ガーゼで搾り出して作ります。生クリームと比べると低 カロリー。しかも主成分の脂肪は中鎖脂肪酸に分類され、体脂肪 としてほとんど蓄積されないので、ダイエット中でも安心 して食べられます。活性酸素を除去するビタミンEも豊 富。ちなみにココナツオイルは固形胚乳から抽出した オイル。ココナツジュースは、まだ若いココヤシの 液状胚乳で、発酵させるとナタ・デ・ココになります。
タイ語で「ゲーン」と呼ばれるスパイシーなスープカレー。 青唐辛子の辛味とほの甘いココナツミルクがベストマッチです。 具材には旬のタケノコのほか、レンコン、ナス、ピーマンと野菜がたっぷり!
沸騰したら①と、下ごしらえした野菜を加え、約15分間煮込む
新松戸中央総合病院
栄養科 栄養士
宍戸 梓
入院した祖母のために、病棟で熱心に栄養指導をする管理栄養士さんの姿に感動。短大で栄養科を専攻しました。今、厨房で作っているさまざまなメニューが、患者さまの回復に貢献していると思うとやりがいを感じます。母の日カレーをタイ風にしたのは、旬のタケノコを使いたかったから。パクチーの清々しい香りとともに初夏の気分を満喫できるでしょう。
ポテトサラダをベースに、ハムとラディッシュのカーネーションを一輪一輪、感謝を込めて植えていきます。彩りにはアスパラガスとヤングコーン、 ゆで卵を。お母さんに「食べるのがもったいない」と言われそう。
器にプリーツレタスを敷き、2を盛り付ける
新松戸中央総合病院
栄養科 栄養士茅野 みなみ
小さいころから料理が得意。仲のよい従姉妹が食物アレルギーに悩んでいたので、きちんと栄養学を学び美味しいものを食べさせてあげたくて、この道に進みました。厨房でも患者さまの症状に合わせて刻み食、ペースト食、アレルギー食などを工夫し腕を磨いています。たくさんの方に喜んでいただける仕事で幸せです。皆さんもカーネーションの飾り切りでママを喜ばせてくださいね。