SPECIAL TRANING PROGRAM

専門研修プログラム

市中病院プログラムによくある質問??

Q&A

以下、当院の麻酔研修プログラムの目標、特徴の紹介です。

プログラム目標

急性期病院をリードする麻酔科の育成
当院の研修プログラムは平成19年から始まりました。当時の目標は「一人前の麻酔科の育成」でしたが、優秀な専門医が何人も誕生していくことで、その能力を手術室以外でも発揮することが多く、今の目標へと変わっていきました。
多くの市中病院プログラムが大学病院と連携する中、本当に研修できる病院を厳選したところ、市中病院のみで構成された珍しい研修プログラムとなりました。実績に関して、卒業生は全員専門医に合格し、JP-POT(経食道心エコー)認定試験の合格率も100%近く維持しています。
これからも、やる気ある元気な麻酔専門医を育成していきたいと考えております。興味ある方は是非見学にいらしてください。
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群全体での年間症例数・必要経験症例数

2019年度症例実績

本プログラム
症例領域区分
当院における症例数 必要経験症例数
麻酔科管理全症例数 3842 600
小児(6歳未満)の麻酔 37 25
帝王切開術の麻酔 166 10
心臓血管手術の麻酔 169 25
胸部外科手術の麻酔 260 25
脳神経外科の麻酔 120 25

特徴

1.選ばれた連携病院を全員がローテーション

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神奈川県立こども医療センター(研修期間:1年間)

■神奈川県の小児医療の中心
■日帰り手術から、脳神経外科、胸部外科、心臓外科など、小児麻酔を広く経験できる

前橋赤十字病院(研修期間:6ヵ月〜1年)

■高度救命救急センターであり、群馬県ドクターヘリの運営主体
■3次救急、ICUを主に研修
 ICU入室  700名/年
 ドクターヘリ出動 600件以上/年
■全国から研修生を受け入れており、研修体制が整っている

川崎幸病院(研修期間:6ヵ月)

■全国有数の心臓手術件数
 大動脈外科手術: 約1100件(IVR含む)/年
 心臓外科手術: 約400件/年
 循環器手術: 100件以上/年

埼玉石心会病院

TMGあさか医療センター

イムス富士見総合病院

ローテーション例

1年目 2年目 3年目 4年目
専攻医A 当院 当院 こども 前橋/川崎
専攻医B 当院 当院/前橋 こども 川崎/当院
専攻医C 当院 こども 前橋/川崎 当院
こども: 神奈川県立こども医療センター
前橋: 前橋赤十字病院
川崎: 川崎幸病院

ローテーションの最大の特徴は、4年間で全員が同じ病院で研修を受けることができる点です。
1年目は全員当院で研修を行い、2年目からは、各連携病院で研修を行うことになります。
基本的に、神奈川県立こども医療センターが1年間、その他の連携病院は6ヶ月が研修期間になりますが、
希望があれば期間延長することも可能です。
連携病院は、それぞれ研修目標を定めており、研修後には専攻医の実力にな る病院のみとなっています。

2.少数精鋭

研修プログラムの要項には、各専攻医の必要経験症例数が定められていますが、
一人前の麻酔科になるためには、その経験数では足りないと考えています。
そのため、当院では、各専攻医の症例数を十分に確保する目的で採用人数を2-3人としています。

3.ER診療

研修の目的として

1、ER診療能力の維持
2、ER内の管理
3、初期研修医の教育、指導
4、各科とのコミュニケーション
5、緊急手術患者のスムーズな手術室入室
  の5つがあります。(詳細は救急外来を参照ください)
急性期に関わる麻酔科として、ERの診療はとても良い経験になります。
また、連携施設である前橋赤十字病院では、主に救急・集中治療領域を研修するため、緊急例や重症例のさらなる研鑽を積むことができます。