平成29年度 イムス札幌消化器中央総合 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 22 56 124 194 322 584 689 668 211
※平成29年4月1日から平成30年3月31日に退院した患者数対象
※24時間以内の死亡患者数、保険外(労災、自賠など)の患者数を除く
  
<解説>
 平成29年度の年代別退院患者数の内訳として、70歳代の患者様が689名と一番多く、60歳代以上の患者様が全体の約75%以上を占めております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 127 8.73 10.61 4.72% 74.7
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 47 5.77 8.98 2.13% 69.7
150020xxxxx0xx 細菌性腸炎 42 7.38 7.27 4.76% 52.4
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 39 6.18 7.87 2.56% 64.7
060050xx99x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 38 6.68 9.90 0.00% 60.7
※消化器内科でのDPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 最も多い症例は総胆管結石等胆道疾患や閉塞性黄疸に対して、内視鏡で結石の除去やステント留置での治療を行うものとなっております。
 他にも、大腸ポリープ切除のための入院加療や、悪性腫瘍に対する化学療法入院を多く治療しております。
 当院では平成26年より「肝臓病センター」を開設し、肝臓がんをはじめとするさまざまな肝疾患に対応可能な体制を整えております。
 また、平成27年には「CVCセンター」を設立し、中心静脈カテーテル留置やCVポート手術の安全な施行に努めており、他院からの紹介も多く受入れております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 54 7.37 7.40 1.85% 63.4
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 35 3.09 5.56 0.00% 43.8
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 31 5.45 9.88 0.00% 49.7
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 19 14.42 15.61 0.00% 72.2
060335xx0210xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 18 17.94 20.74 0.00% 69.2
※外科でのDPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 外科では虫垂炎や胆嚢炎などの良性の消化器疾患のほかにも大腸癌などの悪性腫瘍に対しても、低侵襲な腹腔鏡下での手術も行っております。
 進行した悪性の病気の場合や、患者様の状態に応じて、腹腔鏡手術か、開腹手術かを慎重に検討・選択しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 14 7.29 5.75 0.00% 55.6
110420xx97xx0x 水腎症(その他) その他の手術あり - - 5.56 - -
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 - - 9.88 - -
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 - - 15.61 - -
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり - - 20.74 - -
※泌尿器科DPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 泌尿器科は常勤医不在のため、平成30年現在は入院加療をしておりません。
 最も多いのは尿管結石などに対する除去術の症例となっております。経尿道的内視鏡手術による低侵襲な手術により体に負担が少ない治療を行っております。
 当科ではマルチスライスCTやMRIなどの最新設備のほか、細径化電子スコープ、腹部・経直腸的超音波装置、尿流動態測定・膀胱内圧測定装置など最先端の検査機器を導入し、診断精度を充実させて、分りやすい説明を心がけ、質の高い医療を提供しています。
 特に治療に際しては、最新のTURisシステムを用いた安全な内視鏡手術を導入して苦痛のないよう配慮し、また尿路結石、腫瘍、狭窄に対しては最新鋭のホルミウムレーザー装置による低侵襲性で先進的な内視鏡手術を積極的に行います。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 21 27.0 12.23 14.29% 73.2
110280xx97x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 その他の手術あり - - 17.78 - -
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) - - 15.63 - -
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 - - 36.68 - -
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術・処置等2あり - - 14.55 - -
※腎臓内科DPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 腎臓内科で最も多いのは慢性腎不全の症例となっており、透析治療を中心に行っております。
 その為、長期で入院加療される患者様が多くおります。また、透析のシャント設置なども行っております。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 12 19.50 19.65 0.00% 81.6
0400801499x001 肺炎等(75歳以上) A-DROP スコア1 10 13.10 13.51 10.0% 85.0
0400801499x002 肺炎等(75歳以上) A-DROP スコア2 - - 15.12 - -
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 - - 20.83 - -
040100xxxxx01x 喘息 定義副傷病 あり - - 12.23 - -
※呼吸器内科DPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 呼吸器内科で最も多い症例は肺炎症例となっております。平均年齢も80歳以上と高齢者に多くみられます。
 また、間質性肺炎や誤嚥性肺炎により入院される患者様もいらっしゃいます。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) - - 19.94 - -
07010xxx99xxxx 化膿性関節炎(下肢) - - 16.33 - -
160820xx97xxxx 膝関節周辺骨折・脱臼 その他の手術あり - - 7.59 - -
080011xx99xxxx 急性膿皮症 - - 11.73 - -
070343xx99x21x 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 - - 12.48 - -
※整形外科DPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 整形外科で最も多い症例は胸椎、腰椎などの圧迫骨折の手術を行わない症例となっております。平均年齢も約79歳と高齢です。
 当院で急性期の治療を行い、リハビリなど継続するために転院される患者様もいらっしゃいます。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 5.15 - -
010070xx02x0xx 脳血管障害 経皮的頸動脈ステント留置術 - - 10.05 - -
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり - - 9.68 - -
010200xx99x00x 水頭症 - - 7.46 - -
010060x0990011 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) - - 7.85 - -
※脳神経外科DPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 脳神経外科では、前庭機能障害や脳血管疾患、脳梗塞などの治療を行っております。
 入院加療後は、外来診療にて継続して治療を行う患者様もおります。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070520xx97xxxx 痛風、関節の障害(その他) 手術あり - - 19.02 - -
160760xx97xx1x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 あり - - 9.82 - -
160660xxxx0xxx 皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創 - - 10.25 - -
160640xx97xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) その他の手術あり - - 7.76 - -
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし - - 5.21 - -
※形成外科DPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 形成外科で最も多いのは、リンパ浮腫の症例です。
 その他手指の切断等、労働者災害補償保険に対する治療も行っており、手外科診療を積極的に行っております。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術・処置等1あり - - 3.03 - -
050130xx99000x 心不全 - - 17.71 - -
050130xx9702xx 心不全 その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 2あり - - 40.33 - -
050130xx99020x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり - - 24.77 - -
010080xx99x01x 脳脊髄の感染を伴う炎症 定義副傷病 あり - - 21.46 - -
※循環器内科DPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 循環器内科は、常勤医不在のため平成30年現在は入院加療をしておりません。
 当院で急性期の治療を行い、リハビリなど継続するために転院される患者様もいらっしゃいます。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
糖尿内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。)手術・処置等2 1あり 85歳未満 - - 14.27 - -
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 - - 12.34 - -
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術・処置等2 1あり 85歳未満 - - 14.63 - -
040130xx99x1xx 呼吸不全(その他)手術・処置等2 あり - - 17.27 - -
180010x0xxx2xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 2あり - - 34.78 - -
※糖尿病内科DPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 糖尿病内科では、糖尿病に関する疾患の他にも多くの症例に対する治療を行っております。
 糖尿病に対しては食事療法、運動療法を基本に、薬物療法、インスリン療法を行っています。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし - - 10.89 - -
080150xx97xxxx 爪の疾患 手術あり - - 4.92 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
※皮膚科DPC症例上位5位
※DPCとは包括診断群分類であり、14桁のコードで構成されています。入院中の疾患や手術・処置の有無などによって決定されます。
  
<解説>
 皮膚科では、薬疹や陥入爪の治療を行っております。
 いぼ(疣贅)や、やけどに対する治療も行っており、液体窒素療法や小手術を行っております。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 26 - 12 25 - - - 6
大腸癌 25 29 50 38 - 58 - 6
乳癌 - - - - - - - 6
肺癌 - - - - - - - 6
肝癌 41 - 33 24 - - - 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※平成29年度退院患者のうち初発の5大癌(胃癌、大腸癌、肺癌、乳癌、肝癌)UICCのTNMから示される病期分類別による延患者数
※同一の患者が入退院を繰り返した場合でも入退院毎に1件とする
※10症例に満たない場合は、「-」で表示しております。
  
<解説>
 胃癌、大腸癌、肝癌の件数が多くなっております。
 前年度よりも患者様が増えたため、手術件数も増加しております。
 大腸癌や胃癌など早期発見できた場合は内視鏡下での切除など低侵襲な治療を行っており、進行した癌に対しては外科手術を行うなど、 患者様に合わせた治療を行っております。また、抗がん剤治療など入退院を繰り返し治療を行うこともあり、大腸癌のStageⅢ~Ⅳ、再発患者数が多くなっております。
 肝癌に対しては肝臓病センターとして、TACE(肝動脈化学塞栓療法)なども行っており、継続して加療されることもあります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 15 13.67 89.7
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
※平成29年度退院患者のうち肺炎症例の重症度別患者数
※重症度分類はA-DROPスコアを用います。
  Age(年齢)・・・男性70歳以上、女性75歳以上
  Dehydration(脱水)・・・BUN21mg/dl以上または脱水あり
  Respiration・・・SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下)
  Orientation・・・意識障害あり
  Pressure(収縮期血圧)・・・収縮期血圧90mmHg以下
  各項目該当すれば1点、計5点満点で分類します。
  
重症度0:上記5つの項目がいずれも満たさない。:軽症
重症度1:上記5つの項目で1つを有する。    :中等症
重症度2:上記5つの項目で2つを有する。    :中等症
重症度3:上記5つの項目で3つを有する。    :重症
重症度4:上記5つの項目で4つを有する。    :超重症
重症度5:上記5つの項目全て有する。      :超重症
  
※10症例に満たない場合は、「-」で表示しております。
  
<解説>
 肺炎は重症度1から高齢の患者様が多くいらっしゃいます。
 中等度の患者様が最も多く、高齢の患者様が多くおります。
 また、軽度・中等度の患者様が多く96%を占めております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- - - - -
※脳梗塞の病型別患者数を発症日から「3日以内」「その他」に分けた件数
※ICD…世界保健機関(WHO)が作成した疾病及び国連保険問題の国際統計分類
  
<解説>
 当院においては脳塞栓やラクナ梗塞等に対する薬物治療を中心とした急性期の脳梗塞治療を行う他、早期の在宅復帰を目指し脳血管リハビリテーションを実施しています。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 249 0.64 1.52 0.0% 64.3
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 99 2.64 14.49 11.1% 76.3
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 80 19.49 19.05 57.5% 81.6
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 70 9.79 19.01 8.6% 66.1
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 54 4.72 14.02 14.8% 75.5
※消化器内科で行われたKコード別手術件数上位5件
※Kコード・・・医科点数表で定められた手術コード
  
<解説>
 消化器内科で行われる手術の多くは内視鏡を用いた手術になります。
 その中でも最も多いのは大腸ポリープ切除術となっております。入院当日に内視鏡を用いてポリープ切除し、翌日退院されることがほとんどのため術前術後の入院期間も短期間となっております。
 2番目に多い手術は、内視鏡的胆道ステント留置術となっております。胆汁の流れが悪くなった箇所にステントを設置し、黄疸や炎症を軽減させます。
 3番目は中心静脈注射用植込型カテーテル設置となっております。口から食事ができなくなった患者様に対して、中心静脈から高カロリーの栄養液を注入することにより栄養補給する方法です。
 4番目は血管塞栓術となっております。血管に塞栓物質を注入することで、血液の流れを止める治療です。
 5番目は内視鏡的乳頭切開術となっております。胆管結石に対して、拡張させた乳頭から、胆管内にバスケット状(かご状)のワイヤーカテーテルを入れて、結石を引っ張り出します。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 104 7.41 5.68 1.9% 66.0
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 36 0.97 2.94 0.0% 66.0
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 35 0.31 2.86 0.0% 43.6
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) 32 0.22 5.06 0.0% 49.6
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 31 6.87 13.71 6.5% 73.2
※外科で行われたKコード別手術件数上位5件
※Kコードとは医科点数表で定められた手術コード
  
<解説>
 腹腔鏡下手術は低侵襲であり体に負担が少なく早期退院が見込めます。当院では腹腔鏡による手術を推奨しております。
 最も多く行われた手術は腹腔鏡下胆嚢摘出術となっております。胆石症や胆のう炎の治療のため、胆のうを切除し臍部の小さな傷からとりだします。
 2番目は腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術となっております。腹腔鏡で施行することにより、ヘルニア発生部位が2ヵ所でも同時に治療ができ、小さなヘルニアの見落としが少なくなります。
 3.4番目は腹腔鏡下虫垂切除術で、救急搬送などで来院され手術を行うことが多く術前日数も平均1日未満となっております。
 5番目は、腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術となっております。大腸癌の治療件数が多く、消化器内科と協力し診療しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 14 1.57 6.14 0.0% 57.6
K783-3 経尿道的尿管ステント抜去術 - - - - -
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) - - - - -
K797 膀胱内凝血除去術 - - - - -
K821 尿道狭窄内視鏡手術 - - - - -
※泌尿器科で行われたKコード別手術件数上位5件
※Kコード・・・医科点数表で定められた手術コード
  
<解説>
 泌尿器科は平成30年より常勤医不在のため、現在は手術を施行しておりません。
 最も多いのは尿路結石除去術となっております。尿路結石や腎結石に対して内視鏡で確認をしながらレーザーで結石を破砕し除去を行います。
 他には経尿道的尿管ステント抜去術があります。水腎症が長期化すると腎不全や腎盂腎炎を引き起こす為、尿の通り道を確保するためにステントを留置します。
 また、膀胱悪性腫瘍手術は、膀胱内に溶液を流し、膀胱を膨らませ、腫瘍を切除します。
 膀胱内凝血除去術については、凝血塊を除去することで苦痛をとり除く手術となります。
 経尿道的尿管狭窄拡張術については、尿道を通して尿管の狭窄を改善します。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 - - - - -
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K047-3 超音波骨折治療法 - - - - -
K0461 骨折観血的手術(大腿) - - - - -
※腎臓内科で行われたKコード別手術件数上位2件
※Kコード・・・医科点数表で定められた手術コード
  
<解説>
 内シャント設置術とは、血液透析が必要となった際、静脈から血液を持続的に取り出す必要があり、静脈だけでは必要な血液量を取り出せません。そこで、動脈と静脈をつなぎ合わせることで充分な血液を取り出せるようにします。この通り道をシャントと呼びます。
 他に経皮的シャント拡張術・血栓除去術とは、透析をするための血管が狭くなったり、詰まったりした時に血管を広げる手術です。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 12 289.17 151.25 58.3% 86.0
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※呼吸器内科で行われたKコード別手術件数上位5件
※Kコード・・・医科点数表で定められた手術コード
  
<解説>
 中心静脈注射用植込型カテーテル設置は、口から食事ができなくなった患者様に対して、中心静脈から高カロリーの栄養液を注入することにより栄養補給する方法です。
呼吸器内科では肺炎治療等により入院加療が長期となっております。また急性期での治療を終え、転院加療を継続される患者様もいらっしゃいます。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿) - - - - -
K0731 関節内骨折観血的手術(肩) - - - - -
K197 神経移行術 - - - - -
K0811 人工骨頭挿入術(股) - - - - -
K0461 骨折観血的手術(大腿) - - - - -
※整形外科で行われたKコード別手術件数上位5件
※Kコード・・・医科点数表で定められた手術コード
  
<解説>
 骨内異物除去術とは、以前、骨折によりプレートを挿入した患者様がプレートを除去するための手術になります。
 (関節内)骨折観血的手術とは、ギプス固定では治癒が難しい骨折に施す手術となっております。
 また、神経移行術は、肘部管症候群による神経の障害に対して施行します。
 人工骨頭挿入術については、折れた骨を取り除き、人工物でできた骨頭を挿入する手術です。リハビリを要する為、退院日が長引いてしまいます。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 - - - - -
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) - - - - -
K159 顔面神経減圧手術(乳様突起経由) - - - - -
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) - - - - -
K1742 水頭症手術(シャント手術) - - - - -
※脳神経外科で行われたKコード別手術件数上位1件
※Kコード・・・医科点数表で定められた手術コード
  
<解説>
 頸動脈ステント留置術は、頚動脈狭窄症に対する治療で、カテーテル治療になります。
 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術は、1.5cm程度の小さな穴を頭蓋骨にあけて、そこから血腫を洗いながす穿頭法による手術です。
 顔面神経減圧手術は、顔面けいれんは、脳の深部で顔面神経に血管が接触して圧迫することが原因で起こります。 この顔面神経に接触している脳深部血管の圧迫を取り除く手術になります。
 頭蓋内血腫除去術は、頭蓋骨を広範囲に除去し脳の中の血腫を取り除く方法です。
 水頭症手術は、水頭症についての手術で、水頭症は脳内にある髄液の流れを良くすることにより症状が改善します。水頭症手術はそのために、他の体腔へ流すための手術です。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K628 リンパ管吻合術 - - - - -
K035 腱剥離術(関節鏡下によるものを含む) - - - - -
K0021 デブリードマン(100cm2未満) - - - - -
K0172 遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄付き)(その他) - - - - -
K020 自家遊離複合組織移植術(顕微鏡下血管柄付き) - - - - -
※形成外科で行われたKコード別手術件数上位5件
※Kコード・・・医科点数表で定められた手術コード
  
<解説>
 リンパ管吻合術は、リンパ浮腫に対する治療で、リンパ管と静脈内にバイパスを作製し、リンパを静脈内へ還流させることが可能となります。
 腱剥離術は、腱縫合術の術後は腱と周囲組織が癒着(ゆちゃく)することがあり、腱剥離(はくり)手術を行なうことがあります。
 デブリードマンは、感染、壊死組織を除去し創を清浄化することで他の組織への影響を防ぐ処置になります。
 3番目は遊離皮弁術は、皮弁とは移植する臓器や組織を言い、欠損した組織をなるべく元に戻すための治療です。
 自家遊離複合組織移植術は、外傷の後に生じた組織欠損の再建のために身体の他の部位の組織を血管(動脈、静脈)付きで移植する治療です。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0911 陥入爪手術(簡単) - - - - -
K0021 デブリードマン(100cm2未満) - - - - -
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- - - - - - -
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※皮膚科で行われたKコード別手術件数上位5件
※Kコード・・・医科点数表で定められた手術コード
  
<解説>
 陥入爪とは巻き爪のことで、陥入爪手術は食い込んだ爪の先を切除する方法です。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる 29 1.01%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 -
異なる - -
※播種性血管内凝固症候群(DPC6桁 130100)、敗血症(DPC6桁 180100)、その他真菌感染症(DPC6桁 180035)、手術・処置などの合併症(DPC6桁 180400)の各症例患者数、発生率を表しています
  
<解説>
 手術処置等の合併症には植込型カテーテルポートによる感染や、術後出血が含まれており、治療を行っております。
 10症例に満たない場合は、「-」で表示することとなっており、対象患者が「0」というわけではありません。
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