調査票■ 研修医教育 板橋中央総合病院研修医プログラムの地域医療研修の一環として、当院はリハビリテーション部門の研修を担っている。毎年10名前後の研修医を受け入れ始めてから10年以上が経ち、今年度は1名を受け入れた。 研修期間は2週間と短いため患者を受け持つのではなく、見学、体験、講義などを通じて「自分が目指す今後の医療にリハビリテーションを活かせるように考え、学ぶ事」を目的とし、当院のリハビリテーションマインド① 医療者の守備範囲を守るのではなく、患者本位のチーム医療 の中で共通の目標に向かってリハビリテーションの専門性を 発揮する。② 患者の自己決定権を尊重、もしくは患者や家族と情報の共有 や共同決定を通して協力・信頼関係を築いていく。を学んでもらう。 研修内容は、脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション、内部障害リハビリテーション(心臓リハビリテーションや廃用リハビリテーション)、義肢装具、摂食・嚥下リハビリテーション、高次脳機能障害のリハビリテーション、退院支援等における医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカーによる役割や効果など多岐にわたる。また、地域リハビリテーションとしての訪問リハビリテーションや通所リハビリテーションも加え、一通り回復期リハビリテーション病院の役割や機能について短期間に学べるように配慮したカリキュラムとしている。 常勤医師と上級技士5名、医療ソーシャルワーカー1名等を中心に指導を行い、研修医自身に指導内容の点数評価、研修期間を通して学んだ事や感じた事、改善点や気づいた事等を総括レポートとして提出してもらい、研修担当者の自己研鑽として活用している。■ 研究 Ⅷ 業績集に記す。教育・研究II診療部報告IMS Itabashi Rehabilitation Hospital17
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