令和5年度 年報
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42IMS Itabashi Rehabilitation Hospital◆令和5年度看護部活動目標1.回復期リハビリテーション看護・介護の専門性の追求(1)オレムのセルフケア理論に基づいた看護の展開(2)キャリアラダーに基づいた適正な能力評価と “能力開発” 2.実践力の向上(1)急変時対応力の向上 「救急チーム」による訓練(2)包括的事前指示書に基づいた診療の補助業務の 実践3.安心・安全な職場環境・療養環境の維持(1)新型コロナ院内感染防止: 3次感染(6日目以降の新規感染発生) 0件(2)質評価指標の改善: 褥瘡発生率 0.03%以下  抑制率 13%以下3階病棟1.回復期リハビリテーション看護・介護の専門性の追求(1)オレム看護論に沿った看護計画を立案し、個別的な支援 ができる。目標① オレムデータベース入力率:100%② ケースカンファレンス実施回数:1回/人結果① Aチーム:98%、Bチーム:56%② 30%③ 95%評価ケースカンファレンスはこまめに実施していたが記録に残していなかったため、実施率としては低い評価とした。業務中に集まることが難しく一部のメンバーとのやり取りだったため、記録に残す習慣が必要。(2)キャリアラダーに基づいた能力向上のため、チーム主催の 勉強会を実施する。目標各チーム主催の勉強会実施回数:4回/年結果100%評価各チーム毎月の病棟会で勉強会を実施できた。テーマは、スタッフの希望も取り入れながらスタッフ主体で実施できていたので継続できると良い。(3)患者の離床時間を増やすためデイプラン(ナイトプラン) を実施する。目標デイプラン(ナイトプラン)実施回数:3回以上/週結果25 %評価Cチーム主体で行っているが、リーダーシップを取りながら実施できるスタッフがいないと実施に至らないことが多かった。2.実践力の向上(1)急変時対応の知識と技術を学び、落ち着いて行動できる。(2)包括的事前指示書に基づいた診療の補助業務の実践が できる。3.安心・安全な療養環境の維持(1)新型コロナウイルス感染症の院内感染防止のため、手指 衛生を遵守向上する。(2)褥瘡に関する知識・技術と患者情報を共有し、褥瘡予防 ができる。(3)抑制・センサーアセスメントシートを活用して多職種で 評価し、不要な抑制は行わない。また、新型コロナウイルス感染症の状況によって中止となる期間があった。病棟全体の意識と声掛けが必要。プラン再検討していく。目標病棟で救急対応研修の実施:1回以上/年目標フィジカルアセスメントチームの立ち上げと研修の実施:研修1回以上/年結果2月に主任主体で急変勉強会実施。準備段階として今年度、フィジカルアセスメントインストラクターのための研修に参加した。評価今年度は準備段階で伝達講習の実践に至っていないので次年度の計画に繋げて実践していく。目標3階看護部手指衛生実施率:70%以上目標① II度以上の新規褥瘡発生:3件以内② 多職種合同のラウンド・ポジショニングチー ムによる評価:2回/月目標身体抑制率14%以下を維持して抑制・センサー使用者のアクシデント:0件結果手指衛生実施率:60%褥瘡新規発生率:0.25%抑制率:18.1%評価手指衛生実施率は月によってばらつきあるため、継続した啓発活動が必要と考える。褥瘡新規発生予防のために多職種でラウンドを実施し毎回評価、対策の実施が行えている。患者職員要因による転倒転落は両者ともに多かった。またアクシデントも3件と全体的に安全対策の知識や技術の見直しが必要と感じている。新型コロナウイルス感染症への対応や事故防止を予測した抑制が増えているのが現状である。適切な行動評価の方法を検討していく。

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