annual_report_2024
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看護部報告IMS Itabashi Rehabilitation Hospital47(4)患者の離床時間を延長し、認知機能低下予防に繋げる ためにデイプランを実施する。(2回以上/週)目標デイプラン実施回数:2回以上/週評価未達週1回は最低限実施できるように曜日を決めて実施した。2回以上を目標にしていたが、実施することができなかった。デイプラン実施時はY字ベルトをOFFして評価を行えることができた。2.実践力の向上(1)急変時対応力の向上目標病棟内での急変シミュレーション対応研修の実施:2回以上/年評価未達急変時のシミュレーション対応研修の実施を病棟単位で実施したかったが、1回のみしかできなかった。年間計画としてこの日にどんな内容を実施すればいいのかを考えていく必要があったため、次年度に活かしていく。(2)患者・家族の意思決定に沿った退院支援の実践目標① 排尿自立支援対象患者のケア実施記録記載:                        1回/週② 患者・家族の意思確認を行った上での退院  支援・退院指導の実施:100%(介護福祉  士も共に実施)評価① 達成排尿自立支援対象患者のケア実践記録を排尿自立ケア委員会メンバーが主となり、記録を週1回実施することができた。② 達成退院先でも困らないように本人には生活指導、ご家族にはオムツ交換の指導、食事についてなどの指導を行なうことができた。介護福祉士の活用をもう少しできるように、介護福祉士にも協力できるような体制を作っていきたいと思う。3.安心・安全な職場環境・療養環境の維持(1)褥瘡に関する知識・技術と患者情報を多職種と共有し、   褥瘡予防ができる。目標① d2以上の新規褥瘡発生:2件② 多職種合同の褥瘡対策チームによるリスク患  者を対象としたポジショニング・シーティング  ラウンド実施:2回/月(2)抑制・センサーを多職種で定期的に評価し、不要な行   動制限を行わない。(3)安全な療養環境の維持し、転倒・転落によるインシデン   ト3a以上に繋がらないよう対策がとれる。評価① 未達新規褥瘡発生2件だった。原因としては、重症患者が増えたタイミングで発生していることから、日々の観察や情報共有不足がみられていた。早期に発見し、すぐに対応ができるように取り組んでいく。② 未達毎月褥瘡小集団メンバーが主となって、ラウンドを行い、皮膚の状態やベッド上のポジショニング・シーティングの検討を行なうことができた。今後は、質の評価として、褥瘡発生しやすい患者をPICK-UPし、早めに予防できる取り組みを行っていきたいと思う。目標① 抑制解除カンファレンスの実施② 身体抑制率14%以下、抑制・センサー使用  者のインシデント:30%以下評価① 達成身体拘束拘束解除カンファレンスを毎日実施し、カンファレンスシートに記載することの定着を図ることができた。身体拘束をどうしたら外していけるのかを日々考え少しでも外す努力を多職種で考えていく必要がある。② 未達身体拘束率23.2%のため、目標達成はできなかった。センサー台数が多いと、スタッフが対応することができないため、センサー台数を決め対応しているが、センサー使用者のインシデントも多かった。入院当初の評価が甘く転倒に繋がっている患者も多かったため、入院から3日間までの評価を多職種で共有できるツールを作成し、今後活かしていきたい。目標① インシデント3a以上5件以内(全病棟で  15件以内)② ヒヤリハットレポート提出:5件/月③ 病棟での危険予知トレーニング(KYT)の  勉強会:2回/年評価① 未達インシデント3a以上5件以内の目標だったが、今年度は7件だった。全病棟でも36件あったため、事例を共有してアクシデントに繋がらないように多職種で情報共有を行っていく。Ⅳ

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