「患者様と共に歩む」とは、患者様やご家族が希望する退院後の生活を教えてもらい、職員と相談しながら共に目標を立て、共にリハビリを展開していくことであると考えております。セラピストの一方的な価値観で目標を決め、無駄なことを行い、退院後の生活でやらなくなるのはリハビリテーションの失敗です。当院では入院初日から面接を始め、インフォームドコンセントをとても大切にしております。患者様、またはそのご家族が思い描く退院後の生活は、ある方は仕事へ復帰することかもしれないし、ある方は電車に乗って買い物に行くことかもしれません。屋外の練習や公共交通機関の利用など様々な取り組みはリハビリテーション科から発信しています。また、私達は患者様と同じ目線に立つためリハビリ職員同士を「先生」と呼ぶことを廃止しております。様々な角度から患者様と同じ目線でこれから歩む人生の道程の1区間、伴走者として支援することを大切にしています。患者様と共に歩むリハビリテーションの展開地域で生き生きと暮らすための支援どんな役割をもってどう生きたいかリハビリテーション科理念
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