komorebi_vol7
6/8

音楽療法6■■■■■■■■■■■■失語症などの患者さまを対象に言葉を発する練習を行います。■■■■■■■■■■■音楽に合わせて身体を動かしたり、楽器演奏をすることで手足を使い身体の機能改善を図るなど、身体全般のリハビリを行います。音楽のリズムによる刺激で聴覚機能改善の促しも図ります。■■■■■■■■■音楽の刺激を利用し、注意力や記憶力などの認知機能の向上を図ります。■■■■■■■■■■■■共通の音楽を通して、集団で歌ったり演奏することで、社会性・協調性を図ることができます。■■■■■■音楽を聞いたり楽器を演奏することで、メンタルの安定や意欲の向上などを図ります。当院では、個別でも集団でも音楽療法を用いています。個別は、その方の今までの人生背景なども考慮し、なじみのある曲を用いたり、時には回想法として音楽をきっかけに昔のことを振り返ります。集団では、多くの患者さま達と合唱やカラオケをしたりします。普段は表情変化も少なく、言葉を発することも少ない患者さまでも、なじみのある音楽が流れると、自然と笑顔になり口ずさむ・・・ことも良くあります。また、最近では職員による音楽会を開催していますが、いつもと違う雰囲気で、毎回好評を得ています。今後も音楽療法を通して、患者さまのQOL向上を目指していきます。音楽療法とは、音楽を聴いたり(受動的音楽療法)、歌ったり楽器を演奏する(能動的音楽療法)ことで、脳の活性化や心身に安定をもたらすリハビリテーションの一種です。

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る