■■■♪7■■■■■■■■■■■■■■■■■第44回CMS学会にて、「ボツリヌス療法における効果的な注射部位の選定の検討」という演題で症例発表を行い、学会より優秀演題賞を頂きました。この度、鈴木院長やリハビリテーション科をはじめとする院内の皆さまのご指導のおかげで、有意義な発表を行うことができました。この場をお借りして感謝申し上げます。本症例は、脳出血後遺症による痙縮(けいしゅく)のため■痛が出現し、歩行などの日常生活動作が制限されていた50歳代の男性です。痙縮とは、脳卒中により異常な筋緊張が生じ、手足がつっぱることで思うように身体を動かすことが困難となる状態をいいます。ボツリヌス療法とは、痙縮筋に薬剤を注射し筋緊張を緩和させることで、つっぱりが軽減され、■痛や運動障害が改善する効果があります。痙縮筋全てに行えればよいのですが、投与量の上限が存在し、1度に全ての部位を治療することは困難です。そのため、■痛や運動障害の原因となる筋肉を特定することが求められます。今回、筋肉や関節、動作を専門とする理学療法士の視点で注射部位の選定を行いました。脳出血による運動麻痺があると、歩行の際に真っすぐ下肢を振り出せず、半円を描くように外側から下肢をぶん回すことで振り出します。この歩き方は、衝撃が吸収されず、下肢や腰の筋肉や関節に負担がかかります。本症例もぶん回し歩行が■痛の原因の1つだと考えました。そのため、ぶん回し歩行での負担がかかる筋肉を調べ、注射部位を選定しました。その結果、筋緊張や■痛は緩和し、歩行速度や歩行距離も改善しました。当院は慢性期病院として、患者様との関わりを長くもてるからこそ、他の病床機能では行えない足趾筋への注射も実施でき、患者様の希望に寄り添った介入が行えます。本症例は当院通所リハビリを利用しながら、3か月に1度入院し、定期的にボツリヌス療法を行うことで、筋緊張緩和、■痛軽減を図っています。私は既に10回以上担当させていただいておりますが、その都度、より効果的な注射部位を選定すべく学習を進めることで知識を深められ、やりがいを感じています。私は理学療法士としては8年、西仙台病院に勤務してからは4年が経とうとしています。引き続き中堅として科内の知識技術向上や、院外への西仙台病院のリハビリの周知に努めてまいりたいと思います。(税込)(受付時間)平日9:00〜17:00 / 土曜日 9:00〜12:30(医事課)※木曜日を除く※土曜日午後、日曜日、祝日は休診となっております。※保険適用外理学療法士 瀬尾 隆文うれしい平日土曜日完全予約制お申込み・お問合せ1回※ 2回接種が必要です土曜日午前中も接種可能です!10:00〜12:0014:00〜16:0010:00〜12:0013歳以上の方3〜13歳未満の方3〜13歳未満の方022-394-5721■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■4,400(税込)円3,300円
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