3三愛会総合病院院長 三愛会総合病院は1986年5月に三愛会病院として三郷市に開院されました。三愛会の「三愛」は、人・地域・勤めを愛することが由来となっています。開院当時は内科・外科・小児科・耳鼻咽喉科からなる4科20床の病院でしたが、1989年12月IMSグループへ加入後、皮膚科や眼科、整形外科、泌尿器科、人工透析室などが相次いで開設され、2000年5月に病院名称が三愛会総合病院へ変更となりました。2001年9月には病床数178床に増床、2005年には外来人工透析部門としてイムス三郷クリニックを開設、2014年9月には三愛会ロイヤル訪問看護ステーションを開設、同年10月には地域包括ケア病床も開設し、現在の概ねの体制ができあがりました。2022年11月1日に新病院(総病床数274床、96床増床)へ移転することとなり、急性期機能を強化後、地域の皆さまに寄り添った医療が提供できるよう診療体制確保に努めております。 患者さまならびにご家族の皆さまへ質の高い医療を実現するためには、各医療スタッフの専門性を高めるとともに、それぞれの業務・役割を拡大し、かつ、各スタッフが互いに連携することで、患者さまの状況に的確に対応した「チーム医療」が不可欠と考えられます。急速な高齢化社会ならびにコロナ禍を契機とした社会不安が蔓延している現在、既存の価値観や経験値だけでは乗り越えることが難しい時代だからこそ、様々なアイデアや新たなチャンスが生まれると考えております。その時代、その世代にあった価値を自らで創り出すことが必要であり、時代の急速な変化に対応すべく、今後我々はチーム医療の推進を地域に拡大し、地域の健康作りに貢献できればと念じております。また、2024年4月から適用される「医師の働き方改革」への対応に向けても、救急診療体制を再度見直し、専門医が手術や治療に専念できる環境を整備する所存です。 新病院移転を契機に、急性期医療のさらなる拡充と社会復帰・家庭復帰までの安心安全で質の高い医療の継続した提供を目指し、病院理念である「愛し愛される病院」となれるよう、今まで以上に医療従事者としての務めを果たしていく所存です。職員一同、一丸となって精進してまいりますので、何卒、今後ともよろしくお願い申し上げます。イムス遠藤 慎治地域の皆さまに寄り添った医療を
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