【新松戸】病院年報
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当泌尿器科では泌尿器の疾患全般を診療しています。泌尿器科の専門とする臓器は、副腎・腎・尿管・膀胱・前立腺・尿道・男性生殖器などです。このような臓器の外科治療とともに尿路結石症、排尿障害、性機能障害、男性更年期障害など良性疾患も取り扱います。 当科ではダビンチを導入しロボット手術が可能となりました。2021年5月より前立腺癌に対するロボット補助下前立腺全摘除術(RARP)を開始しております。これにより根治性、低侵襲、機能温存に優れた手術を目指す治療が可能となっております。今後は小径腎癌に対するロボット補助下腎部分切除術(RAPN)など適応疾患を広げていく予定です。 また腎、副腎における、その他の良性悪性疾患、腎盂尿管の尿路上皮癌に対しては、積極的に体腔鏡的手術による低侵襲治療を行ってまいります。 172 76 69 61 20 16 15 14 13 尿路結石に対しては下部、中部尿管結石と膀胱結石の場合、レーザーを用いた内視鏡的砕石術を行っております。ESWLの適応、希望症例に関しては必要に応じて他施設をご紹介しています。 また高齢者の排尿障害の大きな原因の一つである前立腺肥大症に対し、低侵襲な手術治療としてホルミウムレーザーを用いた経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核手術(HoLEP)を行っております。 竹内 尚史(泌尿器科部長) 松本 真一(泌尿器科医長) 松本 信也(泌尿器科医長) 鏑木 直人 ロボット支援下前立腺全摘除術(RARP)ロボット支援下腎部分切除術(RAPN)前立腺針生検 経尿道的ホルミウムレーザーレーザー前立腺核出術(HoLEP) 開腹下副腎摘出術 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 腎(尿管)悪性腫瘍手術 腎部分切除術 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 膀胱全摘回腸導管造設術 膀胱全摘尿管皮膚瘻造設術 経尿道的膀胱悪性腫瘍摘除術(TUR-BT) 膀胱瘻造設術 経尿道的尿路結石砕石術(TUL) 経尿道的尿管ステント留置術 経尿道的尿管狭窄拡張術 件数 経尿道的膀胱結石砕石、尿道結石・異物摘出術 (前部尿道) 経尿道的電気凝固術 尿道狭窄内視鏡手術 尿失禁手術(ボツリヌス毒素によるもの) 精巣悪性腫瘍手術 包茎手術 陰嚢水腫 精巣摘出術 尿管皮膚瘻造設術 件数 35 1 137 17 1 11 1 1 1 3 2 61 2 58 49 2 17 7 4 1 2 5 4 6 1 診療内容 診療実績手術件数 主な入院症例(2021年度) ※診断群分類6桁 10症例以上を記載2019年度 前立腺の悪性腫瘍 膀胱腫瘍 前立腺肥大症等 上部尿路疾患 下部尿路疾患 水腎症等 腎盂・尿管の悪性腫瘍 男性生殖器疾患 腎腫瘍 2020年度 211 264 症例名 2021年度 429 医師 主な手術(2021年度) 手術分類 SHINMATSUDO CHUO GENERAL HOSPITAL ANNUAL REPORT 2022 泌尿器科

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