専攻医(後期研修医)・学術活動等
小児科専門研修概要
統括責任者ご挨拶
イムス富士見総合病院小児科は埼玉県南西部を二次医療圏とし、埼玉県の救急病院の認定を受け、朝霞地区の小児二次救急医療体制の一翼を担っているほか、小児慢性特定疾病医療機関に指定されており、地域の特性と病院の役割に応じ幅広く研修できる体制を整えております。
平成31年度における埼玉県南西部(朝霞市、志木市、和光市、新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町)の15歳未満小児人口は約9.6万人と他地域に比し遜色なく、一方で埼玉県の小児科医充足率は平成28年度が0.76、平成30年が0.78といずれも0.8を下回るほど顕著な小児科医不足が懸念されるなか、当小児科は小児科専門医15名(小児科医14名、小児外科医1名)で小児科外来(一般外来のほか専門外来とし循環器外来、腎臓外来、神経外来、臨床心理士によるカウンセリングなど)小児外科外来、救急外来、入院(小児科41床)を提供しています。
詳細は「イムス富士見総合病院小児科専門研修プログラム」をご覧ください。
特任副院長 小児科 渕上 達夫
研修期間
小児科専門研修プログラムは3年間(36か月間)と定められています。本プログラムにおける連携施設群は埼玉医科大学総合医療センター、日本大学医学部附属病院板橋病院、帝京大学医学部附属病院です。地域医療としてあしかがの森足利病院、獨協医科大学埼玉医療センター、丹羽医療センター、くしもと町立病院で研修できるようプログラムされています。
<当研修プログラムの週間スケジュール(イムス富士見総合病院)>
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土・日 | |
8:00-8:30 | 抄読会 勉強会 |
受持患者情報の把握 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
8:30-9:00 | 朝カンファレンス(患者申し送り) チーム回診 |
週末日直 (2/月) |
||||
9:00-12:00 | 病棟 | 一般外来 学生・初期研修医の指導 |
病棟 | 一般外来 | 病棟 | |
12:00-13:00 | ||||||
13:00-17:00 | 病棟 学生・初期研修医の指導 |
病棟 | 専門外来 (陪席) |
病棟 学生・初期研修医の指導 |
症例検討会 (1-2回/月) |
合同勉強会 (年3回) |
総回診 | ハンズオンセミナー(1-2/月) | 総回診 | ||||
17:00-17:30 | 患者申し送り | |||||
17:30-19:00 | 合同ウェブカンファレンス | ふりかえり(1/月) | ||||
当直(1/週) |
※グレー部分は特に教育的な行事です。
<イムス富士見小児科研修プログラムの年間スケジュール>
月 | 1年次 | 2年次 | 3年次 | 修了者 | |
4 | 〇 | 研修開始ガイダンス(研修医および指導医に各種資料を配布) | |||
〇 | 〇 | 研修手帳を研修管理委員会に提出し、チェックを受ける | |||
〇 | 研修手帳・症例レポート等を研修管理委員会に提出し判定を受ける | ||||
<研修管理委員会> ・研修修了予定者の修了判定を行う ・2年次、3年次専攻医の研修の進捗状況の把握 ・次年度の研修プログラム、採用計画などの策定 |
|||||
<日本小児科学会学術集会> | |||||
5 | 〇 | 専門医認定審査書類を準備する | |||
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | <イムス富士見小児科研修プログラム合同勉強会・歓迎会・修了式> | |
6 | 〇 | 専門医認定審査書類を専門医機構へ提出 | |||
<日本小児科学会埼玉地方会> | |||||
8 | 〇 | 〇 | 〇 | <イムス富士見小児科研修プログラム合同勉強会> | |
<小児科専門医取得のためのインテンシブコース> | |||||
9 | 〇 | 小児科専門医試験 | |||
〇 | 〇 | 〇 | 臨床能力評価(Mini-CEX)を1回受ける | ||
〇 | 〇 | 〇 | 研修手帳の記載、指導医とのふりかえり | ||
専門医更新、指導医認定・更新書類の提出 | |||||
10 | <研修管理委員会> ・研修の進捗状況の確認 ・次年度採用予定者の書類審査、面接、筆記試験 ・次年度採用者の決定 |
||||
12 | 〇 | 〇 | 〇 | <イムス富士見総合研修プログラム合同勉強会・納会> | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | <日本小児科学会埼玉地方会> | |
3 | 〇 | 〇 | 〇 | 臨床能力評価(Mini-CEX)を1回受ける | |
〇 | 〇 | 〇 | 360度評価を1回受ける | ||
〇 | 〇 | 〇 | 研修手帳の記載、指導医とのふりかえり、研修プログラム評価 | ||
専門医更新、指導医認定・更新書類の提出 |
研修プログラム
研修計画
日本小児科学会では研修年次毎の達成度(マイルストーン)を定めています。小児科専門研修においては広範な領域をローテーションしながら研修するため、研修途中においてはマイルストーンの達成度は専攻医ごとに異なっていて構いませんが、研修修了時点で一定レベルに達していることが望まれます。研修3年次はチーフレジデントとして専攻医全体のとりまとめ、後輩の指導、研修プログラムへの積極的関与など、責任者としての役割が期待されます。
1年次 | 健康な子どもと家族、common disease、小児保健・医療制度の理解 基本的診療技能(面接、診察、手技),健康診査法の修得 小児科総合医、育児・健康支援者としての役割を自覚する |
2年次 | 病児と家族、重症疾患・救急疾患の理解 診療技能に習熟し、重症疾患・救急疾患に的確に対応できる 小児科総合医としての実践力を高める、後輩の指導 |
3年次 (チーフレジデント) |
高度先進医療、希少難病、障がい児に関する理解 高度先進医療、希少難病、障がい児に関する技能の修得 子どもの代弁者、学識者、プロフェッショナルとしての実践 専攻医とりまとめ、後輩指導、研修プログラムへの積極的関与 |
小児科専攻指導医
指導医は、専門医資格を1回以上更新して、診療実績を積んでいる臨床経験10年以上(小児科専門医として5年以上)の経験豊富な小児科専門医で、適切な教育・指導法を習得するために、日本小児科学会が主催する指導医講習会もしくはオンラインセミナーで研修を受け、日本小児科学会から指導医としての認定を受けています。
渕上 達夫 | 小児科専門医 小児心身医学会認定医・指導医 小児神経専門医 臨床神経生理学会指導医 子どものこころ専門医 |
根岸 潤 | 小児科専門医 小児循環器専門医 成人先天性心疾患学会専門医 |
山西 未穂 | 小児科専門医 血液学会専門医 |
高橋 雄一 | 小児科専門医 腎臓病学会専門医 |
森内 優子 | 小児科専門医 子どものこころ専門医 小児心身医学会認定医 |
高橋 智子 | 小児科専門医 小児科一般 |
古屋 武史 | 小児外科専門医 外科専門医・指導医 |
清宮 綾子 | 小児科専門医 周産期(新生児)専門医 |
赤嶺 ゆみ | 小児科専門医 アレルギー学会専門医 |
小児科学術業績
病院見学・お問い合わせ
下記担当者まで見学又は採用試験について一度ご連絡をお願いいたします。