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求人情報 Recruit
普段の業務内容は?
調理作業を行う「給食業務」と、病棟に伺って患者さまの栄養状態を確認する「栄養管理業務」の両方を担当しています。日によって給食業務の日と栄養管理業務の日に分かれていて、そのどちらかを担当するようになっています。
埼玉セントラル病院栄養科の特徴は?

「行事食」に力を入れていて、季節の催しに合わせたお食事を提供する回数がとても多いんです。
今年の子供の日には「オムライス」をお出ししたんですが、こうしたメニューの時は、いつも食欲がない患者さまも良く召し上がってくれますね。
硬いものが食べられない方や、喉に詰まらせる危険がある方もいらっしゃるので、状態に応じ、例えば「巻き寿司」の場合、海苔が危険な方には薄焼き卵で巻いたり、そのままの形で食べるのが難しい方には「ちらし寿司」をお出ししたり、と工夫しています。
また3か月に1度ランチバイキングの日があり、リハビリの一環にもなるので、リハビリや看護部門とも協力して、たくさんの患者さまに参加していただいています。
目標に向けて自己研鑽を積んでいることなどありますか?
去年(2018年)からNST(栄養サポートチーム)に入り、栄養状態が悪い患者さまのサポートにあたっているんですが、現場では勉強することがまだまだたくさんある…と痛感しました。なので、勉強会や研修会にはなるべく参加するようにしています。
以前、自身が入院することがあり、それまでは「食事を美味しく作れれば良い」とか「患者様が困っていることを改善すればよい」程度の考えだったんですが、入院後、「この仕事により深く関わっていきたい」「病気のことももっと知りたい」との思いが強くなり、NSTへの参加を決めました。現在は看護師さんや薬剤師さんに、看護技術や薬について教えてもらいながら、視野を広げる努力をしています。
心に残るエピソード
脳の障害が重く食事を拒否することが多い患者さまがいらっしゃって、栄養状態も良くなかったんですが、ある日リハビリの担当者から「渡辺さんが来た日は良く食べてくれる」と聞いたんです。それで、調理を担当している日も、5分でも時間が空くとこの患者さまの食事の様子を見に行くようにしました。最終的に患者さまは栄養状態も良くなり、自分の気持ちが伝えられるほどに回復し、退院時に「ありがとう」と声を掛けてくださいました。たった5分の介入でしたが、本当に「行って良かった」「この仕事をしていて良かった」と思いました。
入職をお考えの皆様へ
私も入った頃は何もできませんでしたが、先輩方に励まされながら、気づいたらここまで来ていた感じです。栄養科はアットホームで、周りがいろいろと気にかけてくれる職場です。一生懸命頑張ってくれる方に、ぜひ入って来てほしいですね。
NSTとは、「Nutrition Support Team」の略で、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・リハビリスタッフなど院内の複数の職種が参加し、それぞれの専門領域を活かして患者様の栄養をサポートするチームのこと。食欲が低下している患者様や栄養状態の悪い患者様に適切な栄養管理を行い、全身状態の改善、合併症の予防などを目指します。
