スタッフインタビュー
Staff Interview

我孫子ロイヤルケアセンターで働くスタッフ達によるインタビューです。

我孫子ロイヤルケアセンターをもっと知ってほしい

今回は、リハビリテーション課スタッフ5名の座談会を通じて、 これから理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を目指す方や介護施設で働きたいと考えている方に向けたインタビューです。
リハビリテーション課としての役割ややりがいについて話してもらいました。

吉田 光伸
(理学療法士・責任者)
14年目
相川 陽子
(言語聴覚士・主任)
14年目
濱野 啓一朗
(作業療法士)
6年目
池田 祐介
(理学療法士)
3年目
米須 充慶 
(理学療法士)
3年目
きっかけ

池 田: 実習で回復期リハビリの病院に行きました。その際に、回復期リハビリ病院を退院した患者様は自宅に帰ってからどのような生活をしているのだろう?と自宅での生活について興味を持ったのがきっかけです。

濱 野: より生活に直結する生活期のリハビリにもともと興味がありました。 機能回復はもちろん大事です。私も含め誰でも家で生活したいと思っていると思います。 そして安全に生活したいと思っています。 利用者様も自宅に帰る為にトイレや移動の訓練を中心にしています。 家族が介助するにしてもどのような方法で介助すれば安全か?その安全な環境や方法を 利用者様や家族と一緒に作っていきたいと思いました。

相 川: 以前一緒に働いていたSTの先輩に誘われたことが我孫子ロイヤルを知るきっかけでした。先輩がいる心強さと訓練室から見える筑波山と利根川の眺望の良さに惹かれたように思います。

米 須: 私は急性期の病院と老健に実習に行きました。 整形外科が有名な病院で実習しました。治療中の患者様は若い方が多く、年齢が近い病気の方へどんな風に言葉をかけてよいか?と迷った事を覚えています。そんな中、なぜか高齢者の方とのかかわりや会話は自然に感じ、高齢者の方へのリハビリに興味を持ちました。 我孫子ロイヤルケアセンターを選んだ理由は、 施設のスタッフの印象が良かったという事に尽きます。 リハビリだけでなく、介護・看護・事務といった施設のにこやかな雰囲気が伝わりました。

老健のリハビリテーションとは?~多職種連携・在宅復帰~

池 田: 老健の利用者様を一番良く知っているのは、介護スタッフです。 フロアでの様子、夜の様子、お風呂では、トイレでは・・・と介護スタッフの意見を聞くことが利用者様にとって必要です。看護スタッフは褥瘡の様子や病状の変化を伝えます。 私たちは、利用者様の身体がどのくらい動けるのか?伝えます。 転ばないように、褥瘡が出来ないように・・・と。 多職種で利用者様の計画を立てていくことは、自分だけでは見えなかった部分を補い合い、 よりよい生活を続けていくために必要だという事を多職種でカンファレンスをするたびに感じます。

相 川: 私は、言語聴覚士(ST)として、経管栄養の利用者様の摂食嚥下訓練を行なっています。 「食べる」という認識がない方にはまず「食べる」ことを思い出すことが大切です。 そのため、STが食べているところを見せます。 利用者様と一緒に棒付き飴や赤ちゃんせんべいを食べながら訓練を行ないます。 最終的に口から食事が摂れるようになり「おいしいね」との言葉や笑顔がみられた時は、 この仕事をやっていて良かったと感じます。

吉 田: 『もう少しリハビリをすれば自宅へ復帰できる』といった望みは、 利用者様の一生に関わる大切なモノです。 急性期・回復期を経て、自宅へ帰る機会を逃してしまったとしても、 もう少しリハビリをすれば自宅へ復帰できるといったその『もう少し』を 老健のリハビリは後押しする事が出来ます。

訪問リハビリの立ち上げについて

吉 田: 2019年11月に訪問リハビリを開始しました。 老健の施設から退所された利用様には通所リハビリテーションに通っていただき、 リハビリを継続していました。 しかし、通所リハビリテーションに通う事が出来ない利用者様もいます。 以前は、残念ながらその利用者様へのリハビリ提供は、退所した時に終了していました。 訪問リハは、「利用者様が望む環境」にあったリハビリを提供できるようにオプションです。 退所後にも訪問リハを使用してリハビリを継続する事が出来ます。 施設内リハ、通所リハ、訪問リハ、個別リハ、集団リハ。自主的なリハ・・・・。 これからも利用者様が望むリハビリを利用者様に合わせて提供していきます。

体制と教育

吉 田: 現在、我孫子ロイヤルケアセンターのリハビリチームは、 PT11名、OT3名、ST1名 の総勢15名です。 常勤は12名、非常勤3名でリハビリを提供しています。 我孫子ロイヤルケアセンターは、通所・入所・訪問の3つのリハビリ(サービス)を提供しています。 3つのリハビリ(サービス)を一通り覚えてもらうことは、入所から在宅までの流れを覚える事です。利用者様に合わせて、より効率よくリハビリが進められることを念頭に教育していきます。 利用者様にとって、新人職員、中堅職員と技能に差がないことがサービスの質を維持するうえで不可欠です。そのため、個別指導の機会を設けて自分の強みをより強く、弱点が強化していけるようアドバイスしていきます。具体的には、新たに入職した職員には、先輩1人が相談役としてつき、個別の指導をおこないます。 最後に、仕事を覚えることもそうですが、本人の特性を踏まえて1年を通して成長できたと思える役割を持ってもらい、やりがいが見いだせる事に重点を置いていきます。 余談ですが、今のチームはスポーツが好きな職員が多く、週末や昼休みに野球・サッカーを しています。業務とスポーツを通じてコミュニケーションをはかっています。

将来への展望

濱 野: 私はもともと訪問リハビリに興味がありました。 訪問リハビリの良いところはたくさんありますが、私は大きく2つ感じています。 1つ目は、実際に利用者様が生活する場でリハビリを出来る事です。施設でのリハビリは家での生活を想像しながら提供しています。しかし訪問リハビリは、利用者様の生活する環境で1つ1つ確認しながらリハビリが提供できます。 今、訪問リハビリをおこなっている利用者様とは、「通所リハ(デイケア)に通う事」を目標にしています。 この利用者様は、痛みから自宅から外出しなくなってしまいましたが、訪問リハから通所リハに移行して、他の利用者様とのつながりを作ってほしいと思っています。 今後は訪問リハビリなど、より生活の中でのリハビリに介入し、少しでも長く安全に住み慣れた自宅、又は地域で生活できるように関わっていけるようにしていきたいです。

吉 田: 私は、リハビリをする利用者様の意欲を大切にしています。 なぜ姿勢が悪くなっているのか?なぜ痛いのか?を十分に伝え、 利用者様が理解すれば、もっと自分の体に興味を持っていただけると思います。 私がわかりやすいように丁寧に伝え、 利用者様が納得して、 利用者様自らの意欲でリハビリに取り組んでくれるような「変化」を起こしていきたいです。

職場見学・職場体験について

吉 田: 自分の将来を決める事はとても大切です。 我孫子ロイヤルケアセンターは、見学のほかに1日の体験見学を実施しています。 実際にチームに入って、1日の業務に触れてください。利用者様の近くで見学してください。

皆さんの大切な将来の為、 日数、時間、方法など・・・可能な限り希望に沿うように調整していきます。

ありがとうございました!!

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