介護福祉士の業務について教えていただけますか。
もともと「人の役に立つ仕事をしたい」と思っていました。お年寄りの方も好きだったのと、どちらかというと「早く働きに出たい」と思っていたので、高校を卒業して福祉の専門学校へ通いました。ここでは、利用者の皆様の日常生活の支えや、お手伝いをしています。利用者の皆様に楽しく過ごしていただけるように、1人1人に合わせた介護を行っています。利用者の皆様は、1人1人できる動作が違うので「この方は介助が必要」「この方は歩ける・この方は歩けない」など、日々「どこまでできるのか」を確認しながらやっていくのは、とても自分の勉強にもなります。教科書だけでは学べないこと、現場で学んでいることがたくさんあると感じています。
日々の業務の中で、心に残っている出来事を教えていただけますか。
生活をしている利用者の皆様はお年寄りのため、亡くなられるケースもあります。私は1年目の時に初めて亡くなった利用者さまのケアをさせて頂いたのですが、亡くなった方を見ることも初めてだったこともあり、家族の方の気持ちを考えたらとても悲しくなってしまいました。亡くなった後にも色々なケアをしていくのですが、最後まで丁寧にケアをしていくことが大切だと強く思いました。まだ1年目だったこともあり、その方と深く関わることができなかったことが心残りです。「もっと深く関われていれば、体調の変化などにもっとすぐ気づけたのでは」と考えたりもしました。その後、2年目・3年目で同じ経験があった時「この経験を生かしていかなくては」と考えるようになりました。もっと深く関わって、大好きなことを見つけてあげて、最後まで近くでケアをしてあげることができたかな…と、今は思っています。
「春日部ロイヤルケアセンター」の好きなところ
施設内がとてもきれいなところが大好きです。利用者の方々も生活しやすく、喜んでくれますし、私たち従業員にとっても働きやすい環境です。利用者さまと外出できるのも、良いところですね。毎年4月には、お花見に出かけたりもします。施設の隣の中学校で、桜が咲いているんです。おやつの時間に出発して、桜の木の下でおやつを食べたりすることもあります。とても楽しい時間です。
今後の目標
まだ3年目なので、業務のことはもちろんですが、施設のこともすべてを知れることができていないと思います。もっと年数を重ねて色々と学びながら、利用者さまともより深く関わり、1人1人に的確なケアができると良いなと思っています。