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フォロースルー期 概要編 正しい投球フォームシリーズ 【投球障害を予防するために】

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2022年02月22日

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IMSグループ リハビリ部門

今回はフォロースルーについて紹介します。
フォロースルーとはボールが手から離れ投球動作が終了するまでを言います。
フォロースルーは振った腕を止める役割をします。
そのため、肩甲骨と胸の柔らかさ、肩甲骨周りの筋肉が必要です。

≪フォロースルー期とは≫

【 動画 00:34】ボールが手から離れ、投球動作が終了するまでの時間を指します。
その際、肩関節は投球相において最大内旋位であると言われています。内旋とは、肩を内側に捻る動きを指します。

≪フォロースルー期の役割≫

【動画00:51】フォロースルー期は、投球の際に振った腕を止める役割をしています。
勢いよく振った腕は、腕の重みと遠心力により、強い力で振られていきます。投球による肩関節や肘関節への過度な負担をかけないようにするには、振った腕に適度にブレーキをかけられる能力が必要になります。
正しくブレーキをかけるために、肩甲骨と胸回り(肋骨、鎖骨)の柔軟性、肩甲骨周りの筋力が必要になります。
分かりやすくイメージするために、車のブレーキを思い出してみましょう。

≪肩甲骨と胸周りの柔軟性が低下している場合≫

【動画01:18】肩甲骨や胸周りの柔軟性が低下していると、勢いよく走っている車が急ブレーキをかけられる状態になります。
中に人が乗っていたらとても負担になりますよね。

≪肩甲骨周りの筋力が低下している場合≫

肩甲骨回りの筋力が低下していると、ブレーキをかけたいのにかけられない状態になるため、腕は重みと遠心力で引っ張られ続ける状態になります。
運転手はずっと運転し続けなければいけないので、疲労が蓄積して体に不調が起こりそうですね。

フォロースルー期の概要については、以上となります。
正しく動作を行うためには、肩回り・胸周りの柔軟性や筋力が必要になることをお話しさせていただきました。
柔軟性や筋力改善のためのストレッチ、エクササイズも別の動画で解説していますので、よければこちらをご覧ください!
フォロースルー期 ストレッチ・エクササイズ編
https://ims.gr.jp/ims-library/lecture/reha/baseball_doc_yobou_7.html

・高島平中央総合病院スポーツメディカルセンター
高島平中央総合病院野球班の紹介
・小学生から社会人の野球選手に対して、早期の競技復帰を目標にリハビリテーションを行っています。
・医師と連携し、野球チームに対してメディカルチェック、投球予防活動(ストレッチ指導・トレーニング指導・フォーム指導)などを実施しています。
・肩・肘・腰の痛みがある方、違和感を感じる方など、何かあればお早めにご相談ください!

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