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フォロースルー期 ストレッチ・エクササイズ編
正しい投球フォームシリーズ 【投球障害を予防するために】

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2022年03月10日

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IMSグループ リハビリ部門

今回は、正しい投球動作・投球フォームを理解するためのシリーズの1つとして、フォロースルー期のストレッチ・エクササイズについて説明していきます。
概要編と、ストレッチ・エクササイズ編に分かれているため、自身の投球動作で正しい動きが出来ていないと思う、またはチームメイトから言われる等のお悩みがある方の参考になれば幸いです。

■フォロースルー期の障害予防におすすめのストレッチ、エクササイズ4選

ながらできるエクササイズ【動画00:29】肩甲骨周りを柔らかくする目的で実施します。
うつ伏せの状態から、伸ばしたい方の肩周りと反対側の足を体の下で組みます。
膝の角度は45度程度曲げた状態にしてください。
太ももに垂直に体を倒し、伸ばしたい方の腕を頭の先の方に伸ばしていきます。
15秒~20秒程度実施してください。

ポイント【動画00:48】体を倒す際に、太ももの上に真っすぐ倒れるようにしましょう。
その際に、身体は真下を向くように心がけましょう。

NG例【動画00:58】身体が丸まったり、横に傾いたりすることのないよう注意して行いましょう。

CAT&DOG【動画01:08】開始姿勢は、おへその下を伸ばし、お尻の下に膝、肩の下に手が来るようにします。運動中は、頭が下がらないようにしてください。
また、胸で丸くなるよう心がけます。

ポイント【動画01:31】腰で丸まらない様に注意しましょう。
背中を反る際には、肘が曲がらない様に注意して行いましょう。 四つ這いでの上肢挙上エクササイズ【動画01:53】先ほどのCAT&DOGと同じ開始姿勢をとります。
そこから投げる方の腕を斜め45度の位置で真上に伸ばします。

ポイント【動画02:07】背中をしっかりと伸ばし、投げる方の腕は、肩と反対のお尻のラインに沿って腕を上げましょう。
腕を上げる際に、肩から上げてしまうと、身体を捻りやすいので、注意して行いましょう。
また、肩が耳に近づかないように意識して行いましょう。

横向きでの肩のストレッチ【動画02:31】
伸ばしたい腕を下にして横向きになります。
伸ばす方の腕を垂直に前に出し、肘を90度曲げます。
肩の位置が変わらない様に、腕を足の方向に倒して伸ばします。

ポイント【動画02:44】腕を足の方向に倒す際に、身体毎捻らないように注意して行いましょう。
以上4点の簡単に自宅で行えるストレッチ方法のご紹介でした。
エクササイズの際には、肩や肘に強い痛みを感じた場合には中止してください。
肩や肘関節の痛み等でお困りの方は、当院整形外科を受診してみてください!

フォロースルー期のストレッチ・エクササイズについては、以上となります。
フォロースルー期については概要編として解説動画もありますので、よければこちらをご覧ください!
フォロースルー期 概要編
https://ims.gr.jp/ims-library/lecture/reha/baseball_doc_yobou_6.html

・高島平中央総合病院スポーツメディカルセンター
高島平中央総合病院野球班の紹介
・小学生から社会人の野球選手に対して、早期の競技復帰を目標にリハビリテーションを行っています。
・医師と連携し、野球チームに対してメディカルチェック、投球予防活動(ストレッチ指導・トレーニング指導・フォーム指導)などを実施しています。
・肩・肘・腰の痛みがある方、違和感を感じる方など、何かあればお早めにご相談ください!

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