スタッフインタビュー

患者さまとの距離感を大切に、

リハビリを通じ地元に貢献

リハビリテーション科
理学療法士

小澤 裕太

せたな町出身の小澤さん。理学療法士として、院内でのリハビリテーション業務の他、

地域の施設での介護指導など、地元を舞台に活躍しています。

道南ロイヤル病院への入職を選んだ決め手は?

せたな町出身でここが地元なので、小さいころから道南ロイヤル病院のことは知っていました。それでこの病院の奨学金を利用して札幌の専門学校で学び、理学療法士の資格を取得し、地元に戻りこの病院に就職しました。
理学療法士を目指したのは、小・中学校時代に膝の手術を経験したことがきっかけです。その際2年間ほど理学療法士のお世話になり、この仕事の存在を知りました。入院中はあまりやることがなく暇だったので、リハビリがとても楽しくて、精神的な支えになっていました。それで「リハビリに携わる仕事っていいな」と思い、理学療法士になりたいと考えるようになりました。

普段の業務内容を教えてください

患者さまの診療がメインですが、病棟のリーダーとして、カンファレンスを通じて患者さまの情報を他の職種の方たちと共有するといった役割も担っています。また院内の仕事以外にも、町内の介護施設の依頼に応じて介護指導に出向いたり、海外から来た技能実習生向けの指導に対応したりしています。
リハビリを行う上では、患者さまの意志を尊重することを心がけています。身体機能の回復という面が当然大事ですが、それ以外にも患者さまの趣味に関わることや本人がやりたいと希望することには、なるべく対応するようにしています。
当院は慢性期病院であり、地域的にも80代90代の高齢の患者さまが中心になっているので、しっかりと話を聞いて、本人の言葉に合わせて対応するようにしています。地元出身というのを活かして地元の言葉を使ってみたり、患者さまが緊張しないように距離感を大切にしながらリハビリを進めています。

職場の雰囲気はどうですか?

リハビリテーション科は、比較的若手の職員が多い職場ですが、年齢や経験が離れているベテランのスタッフとも、和気あいあいと良い雰囲気で仕事ができていると思います。プライベートでも、職場の仲間とキャンプに行くなど仲良く過ごしています。
自分自身いたらない部分も多いんですが、上司や先輩に相談しながら後輩のサポートも行っています。職場での教育や研修も充実しているので、まだまだ経験が浅い身としては、とても有難いと思っています。

現在の目標を教えてください

勤務して3年目になり、病棟のリーダーを任され、後輩の管理なども担当する立場になってきました。これからも先輩方のアドバイスや、後輩たちの協力を仰ぎながら、積極的にチームをまとめていけたらと考えています。
また患者さまの評価やゴール設定などの面で、自分自身まだまだ力不足と感じる部分があるので、引き続き研修などを通してしっかりと学び、理学療法士としてもレベルアップを図っていきたいと思っています。

ホームページをご覧の方へ

理学療法士は、患者さまと接する時間も長く、患者さまの人生に向き合うことができる仕事です。患者さまがどうしていきたいか、その希望に、私たちが介入して今後の人生をサポートする。そこがすごく面白いところだと思いますし、この仕事の良さだと感じるので、興味のある人は挑戦してみてほしいと思います。
当院は田舎と言えばその通りなんですが、地元の人も温かい、北海道の町にあります。そんな自然豊かな土地で働いてみるのも魅力的だと思いますよ。