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病棟のご案内
回復期リハビリテーション病棟
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回復期リハビリテーション病棟とは
当院のリハビリテーション病棟のホームページをご覧いただきありがとうございます。
東急田園都市線江田駅から徒歩5分以内とアクセスもよく、天気の良い日には富士山も見える眺望の良い場所にある病院の6階、57床の病床数です。
主に脳血管疾患(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血など)や、運動器疾患(骨折など)を発症された方の集中的なリハビリテーションを行う病棟です。入院期間は、脳血管疾患は最大180日、運動器疾患で最大90日と制限がありますが、早期から積極的にリハビリテーションを行うことで身体機能の改善を目指し、日常生活機能の向上へと繋げていきます。
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当院では様々な病名、ご年齢や背景、合併症をお持ちの方が、リハビリテーションを行い、自宅や施設などでの生活への復帰に向けて、日々頑張っておられます。入院時の診察、検査などの他に以前の生活状況や趣味、患者さん、御家族のリハビリテーションに対する希望などもお聞きし、個々の方への適切なリハビリ目標を多職種と連携して設定させていただきます。
実際に当院が行うリハビリに関しては、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が協力し、患者さんの能力回復と早期自宅退院の実現に向けて、毎日リハビリテーションを提供しいきます。必要な方には、退院前にご自宅へ訪問し、福祉用具や部分的な住宅改修の相談・提案も承っております。退院後もより安全に、安心して過ごしていただけるように、「訪問・通所・外来」のリハビリにも対応しており、入院から在宅生活までリハビリテーションの切れ間ができないようサポートしていきます。
入院などご検討いただいている方には、病棟見学も可能になっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
当院における回復期リハビリテーション病棟の特徴
- 高齢化に伴う認知機能低下、認知症の方も入院ができリハビリが出来ます。
- 認知機能低下を極力防ぐため、病棟の療養環境にも配備しております。
リハビリテーション以外の時間も日常生活へ戻る大切な時間と捉え、集団リハビリ療法、
季節ごとのレクリエーションの提供や、食事に関しても、季節を感じられる行事食などの提供をしております。 - 退院後、患者さん、御家族が安心した生活を送れるように、入院中から患者さん、御家族、院内多職種で現状を共有し、
治療・リハビリのアプローチを検討していきます(チーム医療)。 - 効果的なリハビリ提供のため、必要であれば臨床心理士のカウンセリングや精神科医療の提供を行っています。
入院から退院までの流れ
入院前 |
入院相談 地域医療連携室が患者さんの入院病院から転院相談を受けます。いただいた情報から当院で入院できるか判定会を行います。 見学・入院案内 当院で入院可能と判断された場合、地域医療連携室から入院に関しての説明を電話や面談で行わせていただきます。 見学希望がある方には病棟を案内させていただきます。 |
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入院日 |
入院当日の流れ ①入院時検査 ②医師・看護師など各専門職からの説明 ③昼食 ④リハビリ 各専門職から、本人の状態確認・説明、入院中のリスク、今後の退院支援に向けての情報収集などを行なっていきます。 |
入院中 |
定期カンファレンス 入院1週間目とその後1か月を目途に実施します。院内の多職種が集まり、患者さんの現状、御家族の意向、社会資源の利用状況などを共有します。 それを踏まえ、退院後の生活課題や課題解決に向けての入院中にしておくべきアプローチを検討していきます。 主治医との面談 定期カンファレンスの内容を踏まえ、医師の方から病状を患者さん、御家族に説明していきます。 リハビリ見学 本人のリハビリしている様子を見学することができます。現状の身体機能、介助量をスタッフから説明させていただきます。 場合によっては、今後必要になりそうな介助量・サービスなどもお話しさせていただきます。 家族カンファレンス 本人、家族、ケアマネージャー、外部関係者、院内スタッフ(医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーなど)で、現在の状態の共有、退院後の生活における介助量の確認、環境設定・サービス体制などの検討を行っていきます。 自宅訪問 退院前に退院先の自宅へ訪問し、患者さんの動作、住居環境の確認、福祉用具の調整を行っていきます。 自宅には患者さん、御家族、ケアマネージャー、福祉用具業者、院内スタッフ(リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーなど)が伺わせていただきます。 施設入所・転院の調整 主治医との面談、リハビリ見学、家族カンファレンスなどを通して、自宅退院が難しく施設入所・転院の方向性となった場合、医療ソーシャルワーカーが施設入所・転院に向けてサポートさせていただきます。 |
退院日 |
退院日 多職種で検討し、患者さん、ご家族とご相談のうえで退院日を決定していきます。 退院当日には各専門スタッフから退院後の注意点などを説明させていただきます。 |
1日の流れ
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チーム医療の取り組み
医師
医師は、リハビリテーションの指示は元より、安全なリハビリテーションを行なえるように、ご自身の疾病や合併症に合わせて、ご体調の管理(代表例;痛みなどの疼痛コントロール、糖尿病、高血圧症など生活習慣病のコントロール、誤嚥性肺炎、心不全などの合併しやすい疾病の治療など)をさせていただきます。また、現在の患者さんの状態や予測される経過について定期的にご家族、ご本人にお話させていただき、今後の方針を共有しご相談させていただきます。
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看護師、介護福祉士、ナースアシスタント
リハビリスタッフと協働し、患者さんの残された機能を最大限生かし、排泄・更衣等の日常生活動作の自立を目指した関わりを実践しています。退院前カンファレンスではケアマネジャーや訪問看護師と一緒に退院後の生活を見据え、話し合いを実施しています。また、精神疾患や認知症を患っている方でも安心して入院生活が送れ、リハビリが実施できるように患者さんの身体的・精神的両面のケアを実践しています。
病棟内は、患者さんに四季を感じていただけるように季節に合った飾り付けや、誕生日にはスタッフによる歌やバースデーカードでお祝いをさせて頂いています。
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リハビリテーション(理学療法、作業療法、言語聴覚療法)
理学療法/PT
理学療法士が、衰えた筋力の回復や手足・体幹の基本的な動きの改善、生活に必要な歩行能力の向上に向けたリハビリをしております。
また階段や屋外歩行など、退院後の生活で求められる様々な移動パターンの練習もします。各患者さんの必要に応じて、装具や足底板の作成、歩行補助具(杖・歩行器等)のご提案もしており、患者さんの退院後の生活の選択肢を広げられるサポートをいたします。
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作業療法/OT
作業療法士が、手や腕の動きのリハビリに加えて、退院後に必要な日常生活動作(食事・トイレ・着替え・入浴等)の再獲得に向けた練習をいたします。その他にも家事や仕事、趣味活動など患者様が入院前にしていた、「大切にしている作業」の再開に向けた練習も実施し、その人らしい生活に戻られるお手伝いをいたします。また、精神疾患や高次脳機能障害改善に向けたリハビリにも取り組んでおります。
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言語聴覚療法/ST
言語聴覚士が、病気などの影響で起こるコミュニケーション能力の不調(失語症・構音障害など)の改善に向けたリハビリを実施いたします。
また喉の筋力の衰えによる飲み込みの困難さ(誤嚥)がある方に向けては、最適な食形態(キザミ食やトロミ水等)の設定や、飲み込む能力(嚥下機能)の改善に向けたリハビリもいたします。必要な方には、患者さんやご家族に向けて退院後の食事(食形態)に関するご提案もいたしております。
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管理栄養士
当院では管理栄養士が食事も治療の一環として入院期間中の食事を媒体に患者さんのサポートを行っています。
退院後の食事に繋げられるように、リハビリや食事の摂取量等も考慮し、できる限り患者さん一人一人に寄り添った食事の提供を心掛けています。
また、入院期間だけでなく退院後のサポートにも力を入れており、栄養管理や食事の準備等にお悩み・不安がある方は必要に応じて在宅訪問指導も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
入院中の食事
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固形
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やわらか
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ペースト
医療ソーシャルワーカー
専門知識や技術をもった医療ソーシャルワーカーが、退院後の生活を見据えて、患者さん、御家族はもちろん、院内多職種、地域機関と連携しながら、退院支援をさせていただきます。
病気やケガなどで生じた様々な不安・問題に対して相談に応じ、患者さん、ご家族を心理的、社会的にサポートしていきます。
例えば…
- 入院費用や生活費がどうなるか不安…
- 入院生活の中で不安なことがあり悩んでいる…
- 身体に障害が残ったが、退院後一人で過ごせるか不安…
- 退院後の生活を家族で支えられるか不安…
- 復職が出来るのか不安…
- 介護保険の申請、サービス利用など、どうしたら良いか分からない…
- 施設入所も考えているが、どういうところが良いのか分からない… など
何かありましたら病棟担当の医療ソーシャルワーカーがおりますので、お気軽にご相談ください。
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薬剤師
薬に関する困りごとや疑問、生活の様子などを聴き取りながら、患者さんお一人お一人に合わせた、薬物治療の提供をお手伝いしています。
また、多職種と連携をしながら、身体能力や生活環境に合わせた「退院後の服薬」を見据えて、お薬の説明や提案を行っています。
現在服用している薬の見直しの機会になればと思い、特にポリファーマシー(多剤併用)への取り組みに力を入れています。
入院時から、持参したお薬の処方意図や飲み方を確認し、症状の経過や副作用の発現をチェックしていき、不要な薬を削減したり、飲み方を工夫したりしています。処方変更についても、薬剤師だけでなく多職種で、情報共有することにより経過観察をしっかりと行い、より適切な薬物治療が提供できるように努めています。
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地域医療連携室
入院のご相談から入院日の調整まで承っております。現在入院されている病院より、診療情報提供書やADL(日常生活動作)票など患者さんの状態が分かる書類をお送りいただき、当院で入院受け入れが可能か判定を行います。入院判定後、ご家族へお電話または当院へお越しいただき、必要書類や入院費用についてご案内をいたします。希望がございましたら、院内を見学していただくことも可能です。
患者さんまたはご家族による当院への入院お申し込み後、病状や病室の空き状況をもとに入院日の調整を行います。何かご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。
Q&A
Q、費用はいくらかかるか?
A、患者さんの医療保険区分、オムツの使用量、リースのセットによって料金は変わってきます。詳しくはこちらをクリック
Q、面会は可能ですか?
A、感染状況によりその都度対応は変わります。詳しくはホームページの面会情報をご覧ください。
現在は、御家族(最大4名)のみ、月曜日~日曜日まで14:00~17:00の1時間以内、対面での面会が可能です。
面会時にリハビリを実施している場合、リハビリの時間を優先させていただくことがございます。
その際にリハビリ見学していただくことも可能です。
Q、入院時の持ち物は何が必要ですか?
A、入院のご案内をご参照ください。詳しくはこちらをクリック
Q、入院食はどのようなものが提供されますか?
A、基本的には患者さんの体調に合わせて提供させていただいています。
場合によっては、塩分制限、食形態の変更、栄養補助食品(高カロリーゼリーなど)を検討させてもらいます。
患者さんの嗜好に合わせて、パン食、ごはん食など食べてもらいやすい形で提供することもございます。
患者さん、御家族の声
- 看護師さんの対応が良かった。入院患者さんとも話せて楽しかったです。
- お部屋はいつも掃除が行き届き、本当に居心地がよかったです。職員の皆様にも本当に助けられました。
リハビリの職員方にも本当に助けられました。ありがとうございます。 - 今回で2回目の入院です。希望してこちらを選びました。病院の対応は満足しています。
- リハビリの方には感謝しています。どうでも良い話を聞いてくださり、リハビリも上手!!リハビリでどの人が来てくれるか毎日楽しみでした。
- 歩けるようになったのはリハビリのおかげ。感謝しています。
- 毎日の食事にいろいろ気を遣っていただき感謝しております。
- 最初の電話対応、受付のみなさんの目配りなどが入院の決め手になりました。
患者本人が「このまま退院出来たら幸せだよ」と言える環境を整えてくれてありがとうございました。 - 最初は不安でしたが、初めから終わりまで相談員の方が丁寧に接していただき助かりました。
先生もいつもにこやかに説明してくださり助かりました。
実績
在宅復帰率
75.2%
(施設基準70%以上)
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退院された患者さんの中で、
自宅退院またはそれに準じる施設に退院された方の割合。
(2023年度の1年間の実績)
男女割合
男性:41.7%
女性:58.2%
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2023年度、
1年間での入院患者さんの年齢層。
年齢層
30代:1.2%
40代:1.2%
50代:7.4%
60代:9.0%
70代:24.4%
80代:40.9%
90代:15.2%
100歳以上:0.4%
2023年度、
1年間での入院患者さんの年齢層。
1日の平均リハビリ単位数
6.8単位
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1単位20分の計算となり、
1時間は3単位となります。
(2023年度の1年間の実績)
実績指数
47.4
(施設基準40以上)
短い入院期間でどれだけ日常生活能力を向上させられたかを表す数値。
効率良いリハビリを行っているほど
数値は高くなります。
(2023年度の1年間の実績)
平均在院日数
85.7日
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患者さんが当院で入院していた
日数の平均。
(2023年度の1年間の実績)