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求人情報

スタッフインタビュー

医療相談室 笑顔で退院される皆さんを見るたびに、お役に立てた嬉しさがこみ上げます

  • 精神保健福祉士 9年目 副主任
    石川 亮さん

  • 精神保健福祉士 6年目 副主任
    広嶋 愛弥さん

それぞれの業務内容をお聞かせください

私は精神保健福祉士として、精神科のデイケアを中心におこなっています。生活の上でお困りのことや利用できる制度のご案内、就労支援などです。患者さまそれぞれ状況が異なりますので、教科書通りの解決案を専門家としてお伝えするのではなく、おひとりおひとりに寄り添い、一緒に考え、本人がどういう生活を送りたいかを尊重した対応をしています。

私も精神保健福祉士で、認知症や精神疾患の患者さまの退院支援を行っています。退院までのサービスや制度のご案内、退院後の生活に関するアドバイスなどです。アドバイスをするというよりは、一緒に悩み、より良い生活や方法を考えていくという方が近いかもしれません。

スキルアップのためにやっていることはありますか?

部署内で毎月1回、スキルアップのための勉強会を開いています。
困ったことや悩みを出しあって、みんなでシェアし、解決方法を探していきます。
先輩方の経験値から学べることも多いので、分からないことは積極的に質問するようにしています。先輩方も後輩育成を積極的におこなってくださるので、なんでも聞きやすいです。

外部で行われている講演や研修、事例検討会などにも積極的に参加しています。そこでは、地域や他病院など、他機関のPSWからいろいろな視点で話を聞けるので、自身のPSWとしての視野を広げるためにも参加することは大切だと思っています。

スキルアップのためにやっていることはありますか? スキルアップのためにやっていることはありますか?

印象に残っている患者さまとのエピソードはありますか?

デイケアに5年以上通っている患者さまがいらしたんです。社会に出ることを躊躇していたのですが、デイケアで関わっていく中で、ご自分に自信がなくて、決心がつかないということが分かりました。でも僕は、この方がとても器用で、作業能力も高いことを知っていたので、デイケアの通院期限をきっかけに、今後働けるよう、一緒にリハビリテーションをしたり、就労支援施設へ見学に行ったりしました。そしたらご本人から「働きたい」と言ってもらえ、無事に就労支援施設へ移行し、デイケアを卒業することが出来ました。このときは本当に、この仕事をしていて良かったと思いました。

認知症治療病棟は認知症に伴う精神症状(大声、不眠、不穏など)を治療していく病棟です。初期の認知症で自覚症状がない患者さまと、それによって疲弊したご様子のご家族が、入院の相談に来られたことがありました。ご本人さまはなぜ自分が入院しなければいけないのか分かりませんし、ご家族は身内を入院させることをとても悩まれていました。
入院して治療を行い、それまで毎晩ご家族へ電話をかけていた患者さまも、よく眠るようになってからは夜中に起きることが無くなり、それによってご家族の疲労も軽減されたため、今後の生活プランを考える余裕ができたそうです。
患者さま、ご家族、双方の苦しみが軽減され、退院される頃には皆さん笑顔でいらっしゃいました。自分が誰かのお役に立てたことを実感できた瞬間でした。

これから入職する未来の仲間へメッセージをお願いします。

キャリア20年以上の大先輩から新人までと職員の層が厚く、学んだり相談したりできるチャンスがとても多いです。また、認知症、うつ病、統合失調症などの精神疾患、特殊疾患、リハビリ治療の方など、さまざまな診療科目の患者さま、働く人と関わることで、視野やスキルの幅を広げやすいと思います。

認知症、精神、特殊疾患、内科と4つの病棟があり、それぞれの方針や考え方を共有できる環境なので、情報量が多く、たくさんの知識を身に着けることができます。院内のコミュニケーションもとれていますし、休みも相談しやすく、働きやすい職場だと思います。

これから入職する未来の仲間へメッセージをお願いします
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