自動車支援外来のご案内

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自動車運転支援外来
(完全予約制:月1回 毎月最終金曜日午前)

当院では医師および経験のある運転支援作業療法士による、自動車運転支援外来を月に1度行っております。本外来では外来診療(リハビリテーション)にて、病気による運転の影響を精査し助言しています。
また、公安委員会への診断書も作成しております。

※当院のプログラムは運転を可能にすることを保証するものではございません。
時には運転免許の返納をお勧めします。安全運転が可能か否か医学的所見から助言するものですのでご了承ください。

自動車運転支援外来の流れ

①面接 どのような目的で運転をされるのかを問診します。
②講義 病気にかかった後の運転再開についての注意点や法律、手続きなどについて詳しくお話しします。
③各種検査 神経心理学的検査(注意や記憶や判断力など高次脳機能と呼ばれる高度な人間の脳機能についての検査)、視覚系検査(視力や視野、有効視野などの検査)を行います。
④運転シミュレーター 自動車運転シミュレーターを利用して、検査を行います。操作性が実際の運転と異なりますが、シミュレーターでの操作の上手い下手で評価を致しません。
⑤実車評価 必要であれば、自動車教習所で実際に教習所内を運転し、実車評価を行うことがあります。実車評価を行う自動車学校に対して費用が発生します。※混雑状況によって数か月お待ちいただくことがあります。
⑥総合判断 これらの結果を受け、医療機関として総合的な助言を行います。また、公安委員会へ提出する診断書などを作成いたします。改造車が必要な方は専門業者を紹介いたします。

初診時に必要なもの

  • 前医からの診療情報提供書およびリハビリテーションサマリー
    (半側空間無視、半盲などの診断を受けた方はその結果がわかるもの)
  • お薬手帳(現在服薬しているお薬がわかるもの)
  • 運転免許証

※初診時と最終時は御家族がいらっしゃる場合は同伴でお願い致します。
※制度上1日につき2時間までの実施となります。
※少なくとも合計2回の実施が必要になりますので最低2ヶ月を要します。

予約方法

  • 完全予約制ですので、事前にお問い合わせ下さい。
    状況によりご相談の返答やご予約をお待ちいただくことがございますのでご了承下さい。

※視覚などに障害がある場合やけいれん発作などを起こしたことのある方は一連の評価をしなくとも初めの段階で運転が困難であると結論する場合があります。
※認知症の診断を受けている方は法律上運転ができません。