Menu

専門認定薬剤師

現在の医療は、医学や薬学の進歩とともに高度化しています。
その中で最善の医療を提供するために、様々な専門職が集まってチームを組み治療を行っています。
この医療チームの一員として、効果的な薬物治療を行うために専門・認定薬剤師が必要とされています。

救急認定薬剤師

1.取得のきっかけは?

集中治療室(ICU)の病棟専任薬剤師を担当し、何か業務に役立つことがないかと探索しているときに認定制度を知りました。「救急医療」と「集中治療」は共通部分も多く、緊急度、重症度の高い患者さまに迅速かつ安全な薬物治療を提供することができると思い取得を目指しました。

2.現在の活動内容は?

ICUで病棟業務に従事し薬剤管理指導を含めた薬学的介入を行っています。持参薬鑑別、点滴ルートや配合変化の確認、急変時対応、薬物治療モニタリング、薬物治療の提案など業務は多岐に渡ります。

3.これからの目標は?

高度かつ複雑化する救急・集中治療の現場で、薬剤師が更なる貢献をしていくためにも病院間での連携は必要不可欠だと考えています。現在IMSグループには私を含めた2名の認定者が在籍しています。この認定者を中心にIMSグループ内での研修会、OJTを実施することで知識および技能の拡充を行いこの領域を盛り上げていく、これが私の目標です。

4.学生に向けてひとこと

救急・集中治療と聞くと難しそう、大変そうと感じる方もいるかもしれませんが、多くの学びが得られるのも事実です。
一人でも多くの薬剤師が救急・集中治療に興味をもってくれると嬉しいです。

板橋中央総合病院

周術期管理チーム薬剤師

1.取得のきっかけは?

がん治療に携わる中で、がん薬物療法だけでなく、治療全体をさらに深く学びたいという思いから手術療法に興味を持ちました。薬剤師の視点から周術期における問題点を抽出し、根拠に基づいた適切な提案を行えるようになりたいと思い認定取得を目指しました。

2.現在の活動内容は?

病棟薬剤師として、患者背景や術前の休薬確認、術後の服薬再開や周術期使用薬の相互作用の確認などを行っています。また、2022年度診療報酬改定において「術後疼痛管理チーム加算」が認められました。
麻酔科医師、外科医師、手術室看護師と連携し、質の高い術後疼痛管理を実施する組織体制の構築に取り組んでいます。

3.これからの目標は?

高齢化が進む昨今、手術患者さまも高齢者であることが多く、当院でも重要臓器に基礎疾患を持つ高齢患者さまへの対応を求められることも少なくありません。心血管疾患や脳血管疾患を合併するリスクが高い患者さまや腎機能、肝機能に障害がある特殊患者さまにおいて、病態ごとに薬物動態を考慮した適切な処方設計の提案を行っていきたいです。

4.学生に向けてひとこと

IMSグループでは専門・認定薬剤師がたくさん活躍しています。自己研鑽で知識を得るだけでなく、薬学領域の専門的な職能を発揮し、一緒にチーム医療の一員として活躍しましょう。

イムス三芳総合病院

外来がん治療認定薬剤師

1.取得のきっかけは?

がん化学療法の業務を担当することになったことが認定取得のきっかけです。業務を行う中で、より深く関わっていきたいと思い認定を取得しました。

2.現在の活動内容は?

抗がん薬のミキシングや薬剤指導などを行っています。薬剤指導では治療導入前の投与量や支持療法のチェック、導入時の説明、導入後には副作用を評価し患者指導や支持薬の提案などを行っており、治療を通して薬剤師が継続して介入しています。
その他にも、レジメン管理や院内勉強会の開催、薬薬連携による地域のがん化学療法の向上などにも取り組んでいます。

3.これからの目標は?

多職種で知識や患者情報を共有しチームでレベルアップできるような体制を作り、チームで患者さまに寄り添った治療を提供できるようにしていきたいです。

4.学生に向けてひとこと

抗がん薬治療は次々と新しい薬剤や組み合わせが開発され変化が著しい分野だと思います。治療には安全性の確保や副作用コントロールが必須で、薬剤師は重要な役割を果たしています。がん化学療法は薬剤師としての職能を発揮し、チームで患者さまに貢献できるやりがいのある仕事だと思います。

横浜旭中央総合病院

小児薬物療法認定薬剤師

1.取得のきっかけは?

学生時代に小児の医療に関わる薬剤師の講義があり、興味がわいて小児科病棟のある病院に入職しました。2年目から小児科病棟に配属され、病棟業務を行う中でもっと知識をつけたいと思ったことが取得のきっかけです。

2.現在の活動内容は?

小児科病棟で服薬指導や処方箋鑑査などの業務を行っています。医師から吸入指導を依頼されたり、看護師から内服困難な児への介入をしてほしいと相談を受けたりすることもあります。小児用量について、書籍を調べたり、企業に問い合わせを行ったりして、より安全で根拠のある薬物治療に寄与できるよう心がけています。

3.これからの目標は?

知識不足を感じることが多いので自己研鑽を行い、多職種と協力しながら治療に介入していきたいです。病気と闘う児、その親に対して介入することで、不安や負担を少しでも減らせていければと思います。

4.学生に向けてひとこと

入院時にぐったりしていた児が、退院時にはニコニコでおうちに帰るのを見ると、とても嬉しくなります。難しいと思うこともありますが、やりがいがとてもあるので、小児の薬物治療に興味がある方はぜひ病院見学に来てください!

イムス富士見総合病院

感染制御認定薬剤師

1.取得のきっかけは?

入職2年目の頃の私は、抗菌薬に関して医師へ処方提案をする難しさを感じていました。そのため、将来は感染制御に関する正しい知識を身に付け、医師と対等に意見交換ができる薬剤師になりたいと思ったからです。

2.現在の活動内容は?

ICTに所属し、感染状況の把握や手指消毒実施の啓蒙、消毒薬使用方法の確認、個人用防護具着脱方法の指導などを行っています。また薬剤耐性対策として、抗菌薬使用状況の把握や、広域抗菌薬使用症例への介入などに取り組んでいます。

3.これからの目標は?

現在、感染認定薬剤師が中心となって、症例介入や抗菌薬に関する提案を行っています。しかし、抗菌薬適正使用を推進するためには、医師・薬剤師・看護師を含めた多くのスタッフによる活動が必要です。院内全体で連携して感染ラウンドや症例介入、抗菌薬適正使用の啓発・提案などを行い、適切な感染症治療を行える環境を整えることが今後の目標です。

4.学生に向けてひとこと

IMSグループは、資格取得のための様々なサポート体制が整っています。一緒に専門的な能力を発揮し、活躍できる薬剤師を目指してみませんか?

三愛会総合病院

認知症研修認定薬剤師

1.取得のきっかけは?

当院は認知症疾患医療センターに指定されているので専門性を高めたいと思ったことと、病棟や外来で患者さまに服薬指導をする際、思うように指導できず悩んだことがあったので、認知症について知識を深め、対応できるようにしたいと思い取得を目指しました。

2.現在の活動内容は?

認知症ケアチームで行うラウンドに同行しています。当院には認知症治療病棟もありますが、このラウンドでは内科病棟をラウンドし、入院による認知症の進行を予防したり、個々に合わせたケアを多職種の視点で支援できるよう活動しています。他にも、病院全体でDカフェや家族会に取り組み、認知症患者さまとご家族の支援を行っています。

3.これからの目標は?

自己研鑽を続けることと、認定を取得する人が増えるような活動を行いたいです。またチームの中で薬剤師の力を発揮し、院内院外問わず薬物療法を中心に、すべての患者さまが良い環境で自分らしく生活できるように支援していきたいです。

4.学生に向けてひとこと

日本の認知症高齢者は、2025年には約700万人、65歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれており、今後はどんな病院でも認知症患者さまに関わる機会が増えると思います。多くの高齢患者さまに関わるベースとして認定取得を目指してみませんか。

鶴川サナトリウム病院

病院薬学認定薬剤師

1.取得のきっかけは?

病院では幅広い薬物療法に関する知識やチーム医療に関する知識が必要となります。まずは病院薬剤師として独り立ちするためにも取得を目指しました。

2.現在の活動内容は?

何か一つの分野に特化する資格ではないため、担当している病棟では多職種と共にカンファレンスに参加し適切に薬剤が投与されているか確認したり、DI業務に従事したりと幅広い業務を担当しています。

3.これからの目標は?

病棟で業務をしていると、知識不足を痛感することがあります。今後より一層自己研鑽を行い、多職種から共有された情報を活かしながら、薬剤師として力を発揮し患者さまによりよい薬物療法を提供していきたいです。

4.学生さんに向けてひとこと

病院では薬剤師だけではなく、多職種が働いています。多職種カンファレンスの中で薬物療法以外の情報を目にする機会があるため、日々学ぶことも多く、とても刺激になりますよ。

イムス札幌内科リハビリテーション病院

お問い合わせ

まずはお気軽にお問い合わせください


ページトップへ戻る