イムス葛飾ハートセンターは50床の心臓疾患(循環器内科・心臓血管外科)の専門病院です。
イムスグループ内で最も病床数の少ない病院ですが、心臓疾患の数は最も多い専門病院です。
1つ目のキーワードは『50床(小規模)であること』です。
一番のメリットは、
小規模病院だからこそ、1人1人の薬剤師が「活躍できる」という事です。
現在は薬剤師7名、薬剤補助2名の8名で業務をおこなっています。
薬剤部だけでなく、他部署も含め、50床という規模だからこそコミュニケーションが取りやすい環境と言えます。お互いに顔と名前を憶え、活躍を期待し合う環境と言えます。
また処方薬には抗疑固薬、抗血小板薬、抗不整脈薬、強心薬などハイリスク薬剤が多く取り扱われます。
服薬指導はもちろん治療効果、副作用の確認では薬剤師が重要な役割を果たしています。そして少人数である事から医師・コメディカルとの連携も強くなります。
多くの医師・コメディカルとの連携が経験となり、信頼を獲得することで自分の自信に繋がります。
2番目のメリットは、教育です。
大規模病院のように大勢の新入職員を採用することはなく、1名から2名の採用を計画しています。
少人数であることから1人1人の成長に応じたスピードで教育スケジュールを立てる事が出来ます。
例えばすぐに習得した部分は早目に終えて、不得意や大切な項目に時間をかけていくなど、調整をして行く事が出来ます。
小規模病院である事のデメリットもあります。
それは、同期がいない場合もあり、競争し合う仲間がいないという事です。
人数が少ないからこそ、メリットを大いに生かし、早い時期から感染やNSTなどのチーム医療に携わる機会を励行しています。
2つ目のキーワードは『専門病院であること』です。
全ての部署が循環器治療という目標が明確であり、循環器治療に対する専門職です。目標は明確であり、他職種との連携は強くなります。
また、循環器疾患は、高血圧などの生活習慣病や糖尿病などがベースになっている事が多く、
循環器疾患を学ぶことで全身管理を学ぶことが出来ます。
しかしデメリットとしては、心疾患の専門病院である事から、「がん」に携わることが出来ず、採用薬も循環器・心疾患に限定されます。
心疾患の専門病院の特性上、心臓血管外科の高度な手術が多く、手術後の感染防止が特に重要です。 薬剤部では抗菌薬の使用量の把握、アンチバイオグラムの作成、耐性菌の出現状況および血中濃度のモニタリングを行うなど抗菌薬の適正使用に参画しています。 また手術に使用される薬剤の管理も麻酔医と共同で行っています。
薬剤部スタッフは、患者様のために『薬剤師だからできること』を常に考え、行動しています。
病棟支援業務の一環として薬剤師は、感染対策チームや栄養サポートチーム他職種カンファレンスに参画しています。
入院調剤と処方管理、救急外来の調剤など
注射薬個人別セット、高カロリー輸液無菌調整など
発注/在庫管理、麻薬管理など
薬剤管理指導業務、麻薬管理指導、病棟薬剤業務、抗菌薬適正使用管理など
薬事委員会、感染対策委員会、医療安全対策委員会など
共立薬科大学・東京薬科大学・東京理科大学・東邦大学・慶応義塾大学・昭和薬科大学・帝京大学・長崎大学
(2020年12月31日時点)
社会人・医療人としての基本をつくる大事な時期を先輩薬剤師と共に学びます。
まずは先輩薬剤師の指導(On the Job Training)のもと業務を3つに分けて、順に進んで行きます。
1つ目は、薬剤室内の調剤業務です。
2つ目は、患者様への指導業務です。
3つ目は、病棟業務です。
4月~8月 | ①薬剤部内調剤業務 全ての業務は補佐からスタートし ていきます。 調剤室内の発 注・管理、薬剤の混合・調整業 務、無菌調整業務を行います。 当日のスケジュールは患者様が中心のスケジュールです。 無菌調剤、手術室補充、点滴の混注など、内規を理解したうえで、スピードと正確性が求められます。 |
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9月~ | ②患者様への服薬指導 患者様は年齢や性別、生活環境はさまざまです。 指導を行う為には、知識だけでなく、コミュニケーション能力が必要となります。 早い時期から患者様に接する事で多くの経験を積んでいきます。 はじめは、1名の患者様を担当し入院から退院指導までにかかわっていきます。 1名から2名、2名から3名と担当する患者様を増やしていく事で知識と自信を付けていきます。 |
2年目~ | ③病棟業務 サブから担当者として約6ヶ月を目安に病棟を担当していきます。 こちらも一般病棟からHCU病棟、HCU病棟からICU病棟と経験を積んでいきます。 |
部内の定例勉強会や薬剤師会主催の勉強会、学会への参加など自己研鑚をサポートします。
研修認定薬剤師や病院薬学認定薬剤師取得に向けたサポートも行っており、今後の認定薬剤師や専門薬剤師の資格取得のための最低条件として、また薬剤師の生涯研鑽の証明として、取得する事が必要だと考えています。
病院として学会・研修会の参加を励行しており、年度で学会・勉強会参加の予算を取り、計画的に学会・研修に参加します。費用は病院が負担しています。
勤務時間:8:30~17:30(休憩1時間)
当直・オンコール勤務はありません
お休みは毎月25日までに翌月の休み希望を申請します。
希望に添いながら、1日の休みが1名程度になるように調整します。
夏季休暇・冬季休暇の制度はありません。
有給休暇を利用して夏季休暇・お正月休暇を交代で取得しています。
88.3%(昨年度実績)
12時間/月(昨年度平均/月)
病院で所有する職員寮ではなく、近隣不動産屋からの借り上げです。
その為、さまざまな物件があります。
白衣、運動靴など音が鳴らない靴、筆記用具
9:30~ | 総合受付にお声がけ下さい。 総務課採用担当者がお迎えにあがります。 見学申込書、体調管理表をご記入ください。 |
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9:40~ | (総務課より)IMSグループの説明 |
10:00~ | (総務課より)IMSグループの説明 |
10:10~ |
DI室にて 薬剤部の基本情報をお話 薬剤部の勤務概要、教育体制、業務の担当割り(ローテーション)を説明します。 |
10:30~ |
薬局(薬剤部)へ移動 薬剤部内紹介 職員の紹介、調剤の流れ、クリーンベンチを紹介します。 薬剤部のメンバーとの顔合せをして、薬剤部内の業務の流れを見学する事が出来ます。 |
10:45~ |
一般病棟へ移動 病棟業務の紹介。 病棟での薬剤管理、患者様との関わりや医師・看護師・メディカルとの関わりを見る事が出来ます。 |
11:30~ |
DI室へ移動 DI業務の紹介。 DIニュース、薬剤情報の資料作成する事で、医師・看護師へ適切な薬剤情報を提供します。 情報の作成、伝達の流れを見学する事が出来ます。 |
12:00 |
まとめ~終了。 質問などがありましたら、お聞きください。 |
見学お疲れ様でした。短い時間でしたが、イムス葛飾ハートセンターの1日の流れを感じることができたでしょうか?
IMSグループ本部事務局へお問い合わせください。