当院は心臓血管外科、循環器内科をもつ急性期病院で緊急入院や手術(開心術・ステントグラフト内挿術等)、心臓カテーテル治療が多く、診療の中身は病床数50床に反して濃密です。病棟薬剤業務、薬剤管理指導業務を主体に薬学的ケアを実践しています。処方薬には抗疑固薬、抗血小板薬、抗不整脈薬、強心薬などハイリスク薬剤が多く取り扱われるため、服薬指導はもちろん治療効果、副作用の確認では薬剤師が重要な役割を果たしています。また診療科の特性上、高度な手術が多いため術後の感染防止が特に重要です。薬剤部では抗菌薬の使用量の把握、アンチバイオグラムの作成、耐性菌の出現状況および血中濃度のモニタリングを行うなど抗菌薬の適正使用に参画しています。また手術に使用される薬剤の管理も麻酔医と共同で行っています。
薬剤部スタッフは、患者様のために『薬剤師だからできること』を常に考え、行動しています。
病棟支援業務の一環として薬剤師は、感染対策チームや栄養サポートチーム他職種カンファレンスに参画しています。
入院調剤と処方管理、救急外来の調剤など
注射薬個人別セット、高カロリー輸液無菌調整など
発注/在庫管理、麻薬管理など
薬剤管理指導業務、麻薬管理指導、病棟薬剤業務、抗菌薬適正使用管理など
薬事委員会、感染対策委員会、医療安全対策委員会など
共立薬科大学・東京薬科大学・東京理科大学・東邦大学・慶応義塾大学・昭和薬科大学・帝京大学・長崎大学
(2020年12月31日時点)
社会人・医療人としての基本をつくる大事な時期を先輩薬剤師と共に学びます。まずは先輩薬剤師の指導(On the Job Training)のもと中央業務の習得を目指します。採用医薬品の一般名と商品名を一致させ処方内容から、投与方法・使用方法を学ぶなど基本を特に大切にしています。翌年からはカテーテル検査・治療で使われる薬剤の服薬指導が開始できることを目標としています。また部内の定例勉強会や薬剤師会主催の勉強会、学会への参加など自己研鑚をサポートします。
当院では研修認定薬剤師や病院薬学認定薬剤師取得に向けたサポートも行っており、今後の認定薬剤師や専門薬剤師の資格取得のための最低条件として、また薬剤師の生涯研鑽の証明として、取得する事が必要だと考えています。
新卒で専門病院へ就職しても大丈夫かと不安になったこともありましたが今では薬局内での仕事を一通りこなすことができるようになりました。大きい病院では担当者以外はできない様な仕事にも携わることができることが小さい病院のメリットだと思います。薬局内の雰囲気も良く、一度見学・インターンシップにお越しください。
当院は循環器専門病院で50床と小さな病院ですが平均在院日数が短く、入院患者さんが多いため沢山の患者さん、症例に携わることができます。退院後も不安なく生活できるよう短い入院期間中に他部署との連携が不可欠です。退院後の服薬継続はとても重要なことで薬剤師としての指導スキルが問われます。初めは不安もあるかと思いますが先輩薬剤師がいつでも相談に乗れるような環境にあります。院内勉強会も豊富ですし院外勉強会、学会への参加を促し、自己研鑚を図るためのバックアップ体制が整っています。まずは大規模病院との違いを体験に来てください。
IMSグループ本部事務局へお問い合わせください。