脊椎・脊髄疾患 : 脊椎内視鏡治療センター
当院では、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症にする外科治療の中で、最も低侵襲と言われる脊椎内視鏡下手術((FESS法/PED法)の専門性を高く維持するため、脊椎内視鏡治療センターを開設しました。当センターでは、頚椎・腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の脊椎内視鏡治療を専門に行います。
ヘルニアの出ている場所・大きさ、脊柱管狭窄の程度など、患者様の病状に合わせて4種類の脊椎内視鏡の中から最適な機器を選択して治療を行います。
①全内視鏡下脊椎手術
(Full-Endoscopic Spinal Surgery: FESS法)
●経皮的・内視鏡下・椎間板ヘルニア摘出術
(PELD:Percutaneous Endoscopic Lumbar Discectomy)
●経皮的・内視鏡下椎弓切除・形成術・椎間孔拡大術
(PEL:Percutaneous Endoscopic Laminectomy/Laminoplasty)
(PELF、PECF:Percutaneous Endoscopic Lumbar/Cervical Foraminoplasty)
FESS手術とは、6~10mmの皮膚切開で、6mmや10mmの細い脊椎内視鏡(硬性鏡)を挿入し、手術の全行程を生理食塩水で潅流しながら、内視鏡下で行う脊椎手術です。現時点では脊椎手術の中では最も低侵襲の手術法です。4KのTVモニターを見ながら手術を行います。
この手術は、従来の脊椎内視鏡手術(MED法)や通常の脊椎手術と比較して、傷も小さく、痛みが少ないため、体への負担も最小です。このため入院期間が短く、早期退院・早期社会復帰が可能です。
内服やリハビリ治療でも症状が改善しない椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄をお持ちでお困りの方、より専門的な内視鏡下脊椎手術を、ご検討・ご希望される方は、一度、ご相談ください。
当院では、FESS法以外にも、病状に合わせて、以下の治療も行います。
●顕微鏡下・椎間板ヘルニア後方摘出術
●内視鏡下椎間板後方摘出術
(MED:Micro-Endoscopic Discectomy)
●内視鏡下椎弓切除術
(MEL:Micro-Endoscopic Laminectomy)