当科の患者様は心大血管疾患の割合が100%となります。効果的な心臓リハビリテーションを安全に実施するために、入職したスタッフには心臓リハビリテーション指導士(心リハ指導士)を目指して欲しいと考えています。また、高齢化に伴い入院・外来患者様ともに心不全患者様が増加しています。心不全の増悪および再入院の予防、QOL向上のため、心不全療養指導士を目指して欲しいと考えています。
現在、当科には5名の心リハ指導士と2名の心不全療養指導士が在籍しています。指導士の先輩職員からのサポートを行っています。
心臓リハビリテーション指導士
・日本心臓リハビリテーション学会の必須講習(一部、二部)を受講していること。
・理学療法士、作業療法士の資格を有していること。
・申請時の直近2年以上継続して会員歴があること。
・心リハの実地経験が1年以上あること、または心リハ研修制度により受験資格認定証の交付を受けていること。
・申請書類がすべてそろっていること。
※申請の際には10例の症例報告(自験例報告)を提出する必要があります。
心不全療養指導士
・理学療法士、作業療法士の国家資格を有すること
※言語聴覚士は学会専門医の推薦を受け、委員会が承認した者であれば受験可能。
・日本循環器学会会員(正会員・準会員)であること
・現在、心不全療養指導に従事していること
・受験者用eラーニング講習を受講し、終了証を取得していること
・申請書類を不備なく記載・提出し、受験料を納めていること
※申請の際には5例の症例報告書を提出する必要があります。
当科では、心リハ指導士・心不全療養指導士受験の際に必要になる症例報告の添削支援をしております。
また、心リハ指導士を受験するスタッフはCPXについてレクチャーを受けることができます。
なお、学会参加費用などは病院から補助されます。
日本心臓リハビリテーション学会ホームページ
https://www.jacr.jp/jacrreha/system/about2/
日本循環器学会心不全療養指導士ホームページ
https://www.j-circ.or.jp/chfej/