臨床工学科
基本方針
- 工学的知識を有するME機器の専門職として自覚を持ち、チーム医療の一員として安全で質の高い医療を提供する。
- ME機器の適正な管理と教育に努め、安全で効率的な運用を目指す。
- グループとして情報を交換、共有しあい、IMS臨床工学技士全体の技術レベルの向上に努める。
業務内容
呼吸療法業務
- 生命維持管理装置である人工呼吸器を装着している患者様に対して、呼吸管理を行っています。
医師の指示の下、患者様の状態に合わせた設定を行います。
- 人工呼吸器装着患者様の入浴サポート
週2回の入浴時に専用の人工呼吸器を使用し、患者様にも安心して入浴していただける様対応しています。
- 人工呼吸器装着患者様搬送業務
人工呼吸器装着患者様の転院時、搬送車両に同乗して安全に移動できる体制を整えています。
- 急変時対応業務
急変時に使用する人工呼吸器の使用において、医師、看護師のサポートを行っています。
医療機器保守管理業務
- 医療機器の選定・購入から廃棄までを管理しています。
人工呼吸器においては医師・看護師が安全に使用できる事が、患者様に対して安全を寄与できると考え、機種の統一を図っています。
また万が一の停電時にも対応できるバッテリ駆動時間が長い可搬型人工呼吸器を採用しています。
輸液ポンプやシリンジポンプなどにおいては、一患者一回使用を基本とし、使用後は中央管理にて機器の清拭・点検を行い、すぐに使用できるよう管理しています。
日常点検や年間計画に基づいた定期点検も実施し、機器のトラブルを未然に防ぐ様に務めています。
- 機器のトラブルに対しては、院内修理にてすみやかに復帰できる様に対処しています。
また院内修理にて対応ができない場合は、メーカーと協力し代替機をすぐに設置できる様に体制を整えています。
ペースメーカー業務
- ペースメーカーを植え込んでいる患者様に対して、定期的またはイベントが発生した場合などに、メーカーの協力のもとペースメーカーチェックを実施しています。
医療機器研修業務
- 医師他医療スタッフに対して、中央管理している医療機器全般の研修を定期的に開催しています。
各医療機器の使用方法を熟知し・リスクなどを把握することで、適切に操作できる事を目的にしています。
院内委員会活動
- 医療機器安全管理委員会
医療機器の使用状況、トラブル対応状況、定期点検予定などの連絡他、PMDAからの医療安全情報の周知や医療機器使用環境の改善の提案などを行い、医療機器の安全に関心を寄せてもらえる委員会を開催しています。