検査科
検査科では患者さまから採取される検体(血液、尿、便など)からいろいろな成分を分析する検体検査と、患者さまに直接検査をおこなう生理機能検査をおこなってます。
またICT(院感染制御チーム)、NST(栄養サポートチーム)などの活動を通じ、積極的な多職種連携をおこないチーム医療に貢献しています。
業務内容
資格取得者数 | 2名(令和4年2月現在) |
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検体検査
生化学検査
血液中の電解質、蛋白、脂質、糖、酵素などを測定し、体の中の臓器の状態を調べる検査です。
血液学的検査
血液の中に含まれる各種細胞(赤血球、白血球、血小板)の数やその性状を分析し、貧血や出血の状態、炎症の程度などを調べる検査です。また血液の固まりやすさ、体の中に血栓ができていないかを調べる凝固機能検査もおこなっています。
一般検査
主に尿に含まれる成分を調べる検査です。また尿の中に異常な細胞が含まれていないかを顕微鏡を使って調べています。その他に便の中に血液が含まれていなかを調べる便潜血検査もおこなっています。
免疫・輸血検査
免疫検査は各種感染症の抗体や抗原を調べる検査です。新型コロナウイルスに対しても院内で検査ができる体制を整えています。輸血検査は輸血に対し重篤な副作用を起こす特殊な抗体(不規則性抗体)を持っていないかを調べるとともに、実際に輸血用血液と患者さんの血液を合わせ(クロスマッチ)、異常な反応を起こさないかを確認する検査です。
細菌検査
患者さんから採取した検査材料(喀痰・尿・膿・血液など)から、病原菌を分離、特定し、どの薬が有効なのかを調べる検査です。当院では細菌検査室を有していませんが、採取した検体はIMSグループの板橋中央臨床検査研究所に毎日送られ、検査結果はオンラインシステムで随時報告されます。
生理機能検査
心電図
不整脈、虚血性心疾患、心筋梗塞などを調べる検査です。また24時間装着して不整脈の状態を調べるホルター心電図もおこなっています。
呼吸機能検査
肺活量・努力性肺活量を測定することで肺や気管支の状態を調べる検査です。
聴力検査
主に健康診断を目的とした簡易聴力測定をおこなっています。
心臓超音波
心臓の動きや大きさ、中を流れる血液の速さなどを測定する検査です。心疾患の有無を調べたり、心機能評価によるリハビリの負荷量の決定などに活用されます。
腹部超音波
おなかの中の各種臓器の状態を調べる検査です。
下肢動・静脈超音波
足の血管にできる血栓の有無を調べる検査です。特に長期にわたり寝たきりの患者さまにおいては足の血管に血栓ができやすいと言われています。
IMSグループでは独自に(株)アイル 板橋中央臨床検査研究所という検査センターを有しています。そのため、当院においても多彩な血液検査項目が対応可能です。また検査結果もグループ内のオンラインシステムを通じて迅速に報告されます。