放射線科

所属長挨拶
当放射線科は【大切な人に紹介したくなる放射線科】という独自理念を掲げ、大切な人(家族、友人など)に紹介したくなる職場になるよう、常に建設的なコミュニケーションを実践しています。当院は主たる診療科を標ぼうしているため、診断領域における撮影技術をほぼ全て習得することができます(現在、マンモグラフィ検査は未施行)。また、2024年4月からはハイブリッド手術室(開頭術にも対応できるアンギオ室)が稼働し、地域貢献が進んでおります。
スタッフ
人数:26名(男性17名 女性9名)
男女比 約 2:1
平均年齢:29.7歳
(2025年6月現在)
業務内容
一般撮影
2室
- 島津製作所 Radiotex 2台
- Canon DRシステム 2台(長尺撮影台 1台)
健康診断の胸部の撮影から、各部位の骨の撮影など全身の撮影を行います。
当院ではDRシステムとしてFPDを導入し低線量での撮影が可能となり、
被ばく低減に努めています。

CT
- Canon Aquilion PRIME 80列
頭部から足先まで、全身の輪切りの撮影を短時間で行えます。
また造影剤を使用することにより、全身血管、心臓の撮影も行うことができます。
撮影したデータをコンピューターで処理する事で、多方向からの断面像や3D画像を作成する事ができます。
MRI
- Canon Vantage Orian 1.5T
強力な磁石でできたトンネル型の装置に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する事ができます。
特に脳や、脊椎、関節、腹部から骨盤内の病変に対して優れています。
また造影剤を使用しなくても血管の撮影を行うことができます。(検査によって造影剤を使用する事もあります)
放射線科の中で唯一放射線を使用しない装置であり、被ばくの心配がありませんが、撮影室内は非常に強い磁力が発生しているため、着替えや装飾品の取り外しやお化粧の制限、事前の問診にご協力を頂いています。

骨密度測定
- HOLOGIC Horizon
腰椎と大腿骨頚部を撮影し、骨密度を測定します。
骨粗しょう症の検査や、脊椎の術前検査で主に撮影を行います。
骨粗しょう症ドックも当院で行っております。

X線TV装置(X線透視)
- canon社製 ZEXIRA™
胃や腸のバリウム検査をはじめ、骨折の整復術、透視下内視鏡検査(ERCPなど…)など、
リアルタイムに様々な画像を見ながらの検査に使用します。

アンギオ室
2室
- SIEMENS Artis zee BC PURE (9inch 心臓用バイプレーン)
- Canon Alphenix
- SIEMENS icono
心臓(冠動脈)や四肢の狭くなった部分や塞がった血管を医師が診断し、治療を行う装置です。
他にも、不整脈に対しカテーテルアブレーション、ペースメーカーや除細動器の埋め込み、頭の血管の動脈瘤に対しコイル塞栓なども行います。
OPE室業務
外科用Cアーム 3台
- 島津製作所 Opescope Acteno
- GE OEC ONE CFD
- GE OEC Elite
心臓・血管外科のステントグラフト内挿術や血栓除去をはじめ、整形外科や脳神経外科など各科の術中透視や撮影を行いOPEのサポートを行っています。
ポータブル撮影(病室・OPE室)
ポータブル撮影装置
- 島津製作所 Mobile DaRt Evolution
- 島津製作所 Mobile Art Evolutio
- T&S T-waker α
- Canon Mobirex i9
病棟やOPE室の移動困難な患者さまの胸部・腹部の撮影を行う機器です。 4台共FPDを搭載し、撮影したその場で迅速に画像確認できます。

1日のスケジュール
| 8:30 | 出勤 |
|---|---|
| 8:45 | 始業点検 |
| 9:00 | AM業務開始 |
| 12:30 | 休憩(60分) |
| 13:30 | PM業務開始 |
| 17:30 | 業務終了 |
主な認定資格取得者
- 磁気共鳴専門技師:1名
- X線CT認定技師:1名
- 肺がんCT検診認定技師:1名
- マンモ技術試験認定技師:1名
- 救急撮影認定技師:0名
- 臨床実習指導教員:1名
- 画像手術支援認定技師:2名
- 放射線機器管理士:5名
- 放射線管理士:4名
- ピンクリボンアドバイザー:1名
- 医療放射線安全管理責任者講習会修了:1名
- 医療画像情報精度管理士:1名
- 放射線被ばく相談員:1名
- Ai認定診療放射線技師:1名
(2025年4月現在)

