ごあいさつ

院長あいさつ

院長 渋谷 正直

回復期リハビリテーション病院は平成12年(2000)に認可された形態で、当院は153床全てがリハビリ病棟の病院です。目的は無論、寝たきり、拘縮の予防、自宅退院、復職ですし、歩いて帰り、食べられるようになって帰ることを目指します。しかし、病状によってはリハビリの現実は厳しく、夢のような奇跡は起きません。リハビリの語源はre-(再び)habilis-(適した)-ation(~にすること)「再び適した状態にすること」です。医学は不確実と限界のある科学なので、病態によって「もと通りにする」ことが出来ないことも無念ではありますが多く経験します。少し前までは普通の身体だった方々の気持ちを健康でいる私達が理解させていただくのは難しい事ですが、身体、精神、社会、職業、経済的な能力の回復をさせるという美辞麗句ではなく、日々の臨床の学びを通して入院してきた患者さまにプロとして接し、優しい心を持って毎日の仕事をするよう努めています。患者さまが障害を受容することは大変なことですが、日々進歩する脳科学的知見を加味した訓練に励み、受傷後の新しいスタート、新しいQOLの獲得に向かって、私ども全ての専門医療スタッフと歩んでほしいと思います。私事ですが69歳で右腰椎椎間板ヘルニアの手術をしましたが、その後も右臀部、右大腿後側の筋疲労など説明困難なだるさがあり、罹患した者にしか分からないと実感し、入院患者さまの気持ちの一分ですが痛いほどわかりました。

当院では脳血管、運動器、廃用の全ての患者さまを公平に受け入れ、主治医制のもと、それぞれの専門領域を尊重しながら多職種でチーム医療をしています。万が一の急変時には原則近くにあるイムス関連病院へ早急に搬送しています。患者さまの人生と生活を考慮したリハビリを全職員と共にお手伝いさせていただくため、職員一同、日々、研鑽に努めています。

院長渋谷 正直

看護部長あいさつ

看護部長 猪股 洋子

多職種連携のもと多くの医療従事者が協働して”障害とともに生きる患者様の社会復帰“を手助けするのが回復期リハビリテーション病院です。
その中で看護において重要なのは、リハビリテーションで獲得したADLを日常生活の中で実践可能にし、“生活者の視点”に立ち心身両面から支える事、また患者様の目標に向かって“その人らしく生きることを支援できる”ことだと考えます。また看護職は24時間を通し、切れ目なくケアをしています。そのため多くの情報を持ち、患者様を包括的に捉えることができるので、多職種連携を進めていく中でコーディネーター的な役割も求められています。私たちは地域の中でその人らしく生きる意味を患者様・ご家族とともに考えることができる看護部を作り、職員教育もしていく所存です。
今後とも地域の皆様に愛され、選ばれる病院を目指していきますので、よろしくお願いいたします。

≪看護師を目指す皆さんへ≫
回復期リハビリテーション病院はリハビリテーションの専門病院です。私たちは【障害とともに生きる方々の生きる力を心身両面から支える】をキーワードに頑張っている病院です。そして看護部では、社会の変化に敏感になり、幅広い知識を習得し、患者様・ご家族の意思決定を支える事の出来る看護師、職員育成を実践していきます。更に職員一人一人が成長できるよう支援してまいりたいと思います。
”患者様が住み慣れた場所で安心してその人らしく暮らせることを目指す“看護・介護を一緒にしてみませんか?お待ちしています。

看護部長猪股 洋子

事務長あいさつ

事務長 長瀬 昌恭

日本は超高齢化社会に直面し、2040年にかけて首都圏を中心に医療・介護ニーズの高まる85歳以上の高齢者が増加する見込みです。それによりリハビリテーションサービスの必要性もより高まってきています。
これからのリハビリテーションでは、医療保険で実施する心身機能・ADLの改善等を目的とした急性期・回復期リハビリテーションから、介護保険で実施する活動・参加の維持・向上等を図るための生活期リハビリテーションへの切れ目のないサービス提供体制が求められています。その中で当院はリハビリ専門病院として回復期リハビリから退院後の外来・通所・訪問リハビリまで患者さまのQOL向上を目指してサポートをさせていただきます。

また当院では地域の皆さまに身近な医療・リハビリを知ってもらい、健康への意識・関心向上を目的として地域公開講座、医療イベントを積極的に開催しております。
ご興味のある方は是非ご参加ください。

リハビリのことでお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

事務長長瀬 昌恭

リハビリテーション科技士長あいさつ

技士長 山本 智史

リハビリテーションはチームで行うものです。そして、そのチームの中には患者さまご本人やその家族、関わるすべての方が入っています。リハビリテーションが必要な方はひとりひとり別の生活があり、生活が違うということはそれぞれの目標、それぞれのリハビリテーションがあるということです。そのため、私たちは皆様と目標や治療内容について一緒に選択することを大事にしています。仕事として事務業務をしている方とは自宅内の生活に必要なことだけでなく、「パソコンを使用した練習」や「初対面の方とのコミュニケーション」「職場までの通勤練習」など実生活に基づいた練習もしていきます。もちろん患者さまが本当に必要な能力を獲得するためには入院前の具体的な生活状況やご本人の考えなどを共有しなければなりません。そのためにしっかりと情報共有できるように入院時にじっくりと時間を取り、患者さまの状態の確認と面接を実施しています。

私たちの病院では「オーダーメイドなリハビリテーション」を皆様に提供するために、各専門職が学び続け、患者さまと向き合っています。地域に帰ったあとも充実した生活が送れるように一緒に頑張っていければと思います。

技士長山本 智史

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