当院リハビリの特徴


リハビリテーション科 コンセプト
私たちは「患者・家族が思い描く生活の実現」を共通理念として持っています。一般的にリハビリテーションとは障害の有無に関わらず様々な手段を用いて社会的に最も適した機能水準を獲得することによって人生を変革させていくことです。障がいを持った方が社会で充実した生活を送れるように機能的アプローチや日常生活動作(ADL)練習だけでなく、社会参加や退院後に必要となる作業や活動を支援します。
「患者・家族が思い描く生活の実現」のために
私たちは退院後の生活に向けて心身機能の回復に取り組みます。常に機能回復の最新の知見を中立的に学習し、効果のないことをやり続けないようにしています。一方、リハビリテーションは単に心身の回復だけではありません。私達は障害が残る、残らないにかかわらず、患者さまの思い描く退院後の生活を共に相談しながら実現するお手伝いをさせて頂くことが重要であると考えています。患者さまと共に歩むとは患者さま、ご家族が希望する退院後の生活を教えて頂き、職員と相談しながら共に目標を立て、共にリハビリを展開していくということです。従って、当院ではまずは患者さま、またはそのご家族等の思い描く退院後の生活をお聞きすることから始めます。ある方は仕事へ復帰することかもしれませんし、ある方は電車に乗って買い物に行くことかもしれません。様々な角度から患者さまと同じ目線で、これから歩む人生の道程の1区間、伴走者として支援することを大切にしています。
最新のエビデンスを元に治療・技術を駆使したリハビリテーションの追及
エビデンスを基にしたリハビリテーションは「患者さん・ご家族の意志・価値観」「患者さんの状況とリハビリテーションを行う環境」「科学的根拠」の3つで形成されており、その3つをもとに「患者さんと医療者で伴走する」ことが重要です。前述したように「患者・家族が思い描く生活の実現」のために、様々な話を伺いリハビリテーションを進めますが、「環境」や「科学的根拠」を追求するための取り組みも行っております。
リハビリテーションは継続して発展している分野であり、最新のエビデンスや治療・技術を臨床に加えることがとても重要です。また、明らかになっていないことが多い分野でもあり、既存の事実では説明できない事象も多くあります。
当院では新しい治療・技術を実践できるように最新の治療機器の導入や学術集会への参加・発表を積極的に行っています。ホームページの載っている機器や業績は一部ですが、少しずつリハビリテーション病院として発展していけるように継続して改善を図っています。
専門職として専門的に
従来回復期リハビリテーション病院では、PT・OT・STが似た内容のアプローチをすることも多いですが、当院ではお互いの専門性を尊重し、より効果的なリハビリを提供しています。理学療法(PT)では身体機能と生活を結びつけること、作業療法(OT)は様々な活動を手段または目的として支援すること、言語聴覚療法(ST)はコミュニケーションや食べる機能を生活に結び付けることを各職種が専門性を全うすることによって深く綿密に治療を進めていくことができます。各職種の専門性を活かすために様々な機器を利用した先進的なリハビリテーションも実践しています。



資格保有者数一覧
【令和6年4月現在】
PT
| 理学療法学修士 | 2名 |
|---|---|
| 認定理学療法士 | 循環:2名 脳卒中:2名 地域:1名 運動器:2名 スポーツ:1名 |
| 登録理学療法士 | 8名 |
| 心臓リハビリテーション指導士 | 4名 |
| 3学会合同呼吸療法認定士 | 6名 |
| 介護支援専門員 | 1名 |
| 中級障害者スポーツ指導士 | 1名 |
| 心不全療養指導士 | 1名 |
| 救急法救急員 | 1名 |
| フレイル対策推進マネジャー | 1名 |
| がんリハ研修終了 | 1名 |
OT
| 作業療法学修士 | 1名 |
|---|---|
| 認定作業療法士 | 2名 |
| 専門作業療法士(訪問作業療法) | 1名 |
| 心臓リハビリテーション指導士 | 2名 |
| 3学会合同呼吸療法認定士 | 1名 |
| AMPS認定評価者 | 15名(地域リハ部門:2名) |
| ESI認定評価者 | 3名 |
| A-QOA評価者 | 8名 |
| A-ONE認定評価者 | 1名 |
| ACQ-OP認定評価者 | 3名 |
| ACQ-SI認定評価者 | 1名 |
| 福祉住環境コーディネーター | 6名 |
| 生活行為向上マネジメント実践研修修了 | 4名 |
| 介護福祉士 | 2名 |
| 介護支援専門員 | 3名 |
| 介護予防運動指導員 | 1名 |
| 認定訪問療法士 | 1名 |
| 住宅改善士 | 1名 |
| 日本訪問リハビリテーション振興会訪問リハビリテーション管理者研修修了 | 1名 |
| 日本臨床栄養代謝学会 栄養サポートチーム(NST)専門療法士 | 1名 |
| 回復期リハビリテーション病棟セラピストマネジャ | 1名 |
| 両立支援コーディネーター | 1名 |
ST
| リハビリテーション修士 | 1名 |
|---|---|
| 博士(行動科学) | 1名 |
| 公認心理士 | 2名 |
| WAIS-Ⅲ成人知能検査技術講習会修了 | 2名 |
| WAIS-Ⅳ成人知能検査技術講習会修了 | 3名 |
| LSVT講習会修了 | 2名 |
| 生活行為向上マネジメント修了 | 1名 |
| 介護福祉士 | 1名 |
| 介護支援専門員 | 1名 |
| 社会福祉士 | 1名 |
| 日本臨床栄養代謝学会 栄養サポートチーム(NST)専門療法士 | 1名 |
| 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 | 1名 |
| Neurodevelopmental treatment Basic & Advance Course修了(NDT) | 1名 |




