作業療法部門の紹介

退院後の患者さまが日常生活や社会に参加するために達成したい目標の実現に向けて、外来作業療法を行っています。機能の回復を促す練習や、障害がある状態でも行えるような方法の確認など、専門的な介入をしております。

CI療法

脳卒中による麻痺を患った方の多くが,「うまく手を動かせない」場面に遭遇します。このような失敗体験の積み重ねによって,徐々に麻痺した手を使う頻度が減少してしまいます.これを克服するための治療概念として,CI療法が提唱されました.
CI療法では,麻痺した手のリハビリテーションを行うだけでなく,「失敗体験」の悪循環を断ち切り,日常生活でどのように手が使えるかを患者さまご自身が考えられ,自ら行動を変えられることを重要視しています.研究でも,CI療法を通して,上肢機能が長期的に改善していくことも報告されています.
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作業療法部門イメージ

復職支援

脳のご病気やお怪我によって障害を抱えている方が、元々の仕事に戻れること、または障碍者雇用などの制度を活用して新しい仕事に就けるよう、職場との調整や仕事に復帰するにあたって必要な動作の練習などを行います。
当院では、職場で行われている内容を模擬的に実施できる「ワークサンプル幕張版(MWS)」を使用しており、PCを使った書類チェック・書類作成、ピッキング作業やプラグの組み立てなどの実務作業を、実際の職場で行われていた作業に見立てて復職練習を行います。また、ご希望や必要性に応じて、職場訪問や面談などの機会を設け、障害の説明や業務調整などの相談に参加させていただき、円滑な職場復帰ができる支援をしています。

MWS

自動車運転評価

脳のご病気やお怪我によって、免許センターでの適性検査が必要となる方に対して、発症後も安全に運転ができる状態が保たれているかどうかを助言させていただくための評価を行っています。(開始~終了まで約2ヶ月かかります)
全体の流れは以下の通りです。

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