私の仕事は、主に利用者様の体調管理やバイタルチェック、胃ろう管理、緊急時などの処置、看取りの方の点滴などです。
看護師がスタッフ全体の2割しかいないので、チームワークでお互い支えあっています。
以前は、特別養護老人ホームや次の介護老人保健施設に移る方が多く、その空きを待つために入所される方が多かったのですが、最近は笑顔で自宅に戻られる方が増えました。そうした利用者様の笑顔を見ると、こちらも嬉しいですね。
自宅に戻るために、「今日はリハビリをがんばるぞ！」という方も増えてきて、みなさんが一生懸命にリハビリや毎日の体操に取り組んでいる姿に励まされます。
また、声を出せない利用者様にも話しかけたり、ご挨拶をしたりすると、とても喜んでくれるので、そうした時、心が癒されますね。
当施設には、認知症の方や、ケガなどでリハビリを必要とする方、看取りの方などさまざまなタイプの利用者様がいらっしゃいます。すべての利用者様をサポートするために、看護師・介護職・理学療法士など、さまざまな分野のスタッフが日々働いているので、スタッフ間のコミュニケーションは欠かせません。
当施設のスタッフは、パートタイム勤務の方や新卒採用の方、介護職経験者など、経歴も年齢もバラバラです。そうしたスタッフを教育・指導することは、とても大変です。
そのため、当施設独自に危険予知トレーニングや認知症看護の研修を定期的に開き、こまやかな教育をしています。また、イムスグループで行っている研修に参加することが難しく、知識不足で不安を持つパートタイム勤務の方には、短時間で出来る研修を施設独自に行っています。そうした研修制度を充実させることで、お互いの知識不足を補い、スタッフ全体の連携を取りやすくしています。
私は、看護師になって15年、当施設に入って13年になります。その間、認知症看護認定看護師の資格を取るために、専門学校に6ヵ月通っていました。休職という扱いではありましたが、職場復帰もしやすく、そうしたサポートがあるということが、自分のスキルアップにつながると感じました。
今後は、資格を活かせるように、認知症の方と触れ合う時間を増やしたり、認知症を担当しているスタッフのサポートをしたりしていきたいです。
