各部署紹介
診療情報管理室
診療情報管理室ご紹介
診療情報管理室は、診療録をはじめとする診療諸記録の管理・保存を行い、診療情報を適切に管理・運用を行っていく部門として平成21年2月に開設され、平成26年4月より診療録管理体制加算1の体制を整えております。
現在は、診療情報管理士4名のスタッフで日々業務を行っております。私たちは、患者様に接する機会が少ない部署ですが、患者さまの大切な情報を適切に取り扱うよう努めて行きます。
診療情報管理士(Health Information Manager)とは
診療録に含まれる情報を国際疾病分類(ICD)に基づいてコーディングしその他、診療情報をデータ化して適切に管理し、加工、分析、編集、活用することにより、医療の安全管理、質の向上および病院経営に寄与する専門職です。
平成12年の診療報酬上における診療録管理体制加算の導入に伴い、医療危難における診療情報管理士の必要性に対する意識が高まり、近年、情報・技術としてのIT対応など広い視野と技術を持った診療情報管理士が求められています。更にDPCコーディングに係る体制においては、ICD-10(傷病名)のコーディングに関して、熟練した診療情報管理士等が分担することや、監査役としての診療情報管理士を中心とする診療情報管理部門が適切に関与していくことが望ましいなどがDPC点数早見表やDPC/PDPS傷病名コーディングテキストに記載されており、専門職としての役割を求められています。
主な業務内容
- 診療録についての業務
・診療録の量的点検・質的点検
・診療録の保管管理
・退院時サマリーの管理・督促
- 疾病コーディング(診療情報管理システムへの入力)
・国際疾病分類(ICD-10)に基づく疾病分類
・疾病統計(大分類・小分類) - DPC業務
・診療情報管理の一環としてのDPCコーディングと監査
・厚生労働省が実施する「DPC導入の影響評価に係る調査」データの作成と点検
・DPCデータに基づく病院情報の公開
・分析業務 - がん登録業務
・国際疾病分類腫瘍学(ICD-O)に基づくがん組織型分類
・UICC TNM分類
・全国がん登録の届出
(国立がん研究センター院内がん登録実務初級修了者2名)
- 医療統計・指標業務
・退院サマリー作成率
・診療録医師記載率
・臨床評価指標
- 診療情報提供業務(カルテ開示)
- 各種委員会・教育業務
・診療情報管理委員会
・DPCコーディング委員会
・個人情報保護委員会
・医師事務作業補助者への教育