スタッフインタビュー リハビリテーション科
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専門資格を活かした
リハビリで、患者様の
日常生活動作獲得をサポート
リハビリテーション科 理学療法士 主任 辻村 麻里
現在担当している業務について
トイレや食事、歩行など、患者様の日常生活動作の獲得を目指して治療していくのが、理学療法士の仕事です。治療はまず「今なぜその動作ができないのか」を考え、その根本にある病気やケガの本質を知るところから始まります。例えばケガにより関節の動きが悪い場合、何が原因で関節が動かないのかを考え、医師と話し合いながら治療にあたります。関節が動くようになっても、筋肉がないとしっかり動かないので、今度は筋トレで筋肉を付けていく、また体力が落ちている方には持久力を付けていただくなど、リハビリを通じ体力の向上を促していきます。難しい治療でも、他職種と連携を取ってみんなで目標に達した時、特にやりがいを感じますね。
認定資格・3学会合同呼吸療法認定士について
9年ほど前に、「3学会合同呼吸療法認定士」の資格を取得しました。この資格は「呼吸療法」、つまり呼吸器疾患の治療についての認定講習を受け、認定試験に合格した人に与えられるもので、この資格を取得した理学療法士、医師、看護師、臨床工学士などが、それぞれの立場から呼吸療法、呼吸管理に携わっています。理学療法士の立場からは、リハビリによる療法を行うことになりますが、例えば「呼吸が苦しい」場合、肺そのものの機能だけでなく、肺を覆う肋骨の関節や周辺の筋肉の影響を調べ、肺がしっかり膨らんで空気を取り込めるよう、関節や筋力の面からサポートを行います。
3学会合同呼吸療法認定士:「特定非営利活動法人日本胸部外科学会」「一般社団法人日本呼吸器学会」「公益社団法人日本麻酔科学会」が合同で創設した、呼吸療法、呼吸管理に関する認定資格。

資格取得・スキルアップのための職場からのサポート
私が呼吸療法認定士の資格を取得した時には、まだそういった制度がなかったのですが、現在はリハビリ科内での伝達講習会の実施を条件として出張扱いとなり、資格取得のための講習会などへの参加費、宿泊費などの助成をうけられます。グループも当院も、個人のスキルアップに関して教育体制が非常にしっかりしていて、入職2、3年目向けの教育システムも整っています。上司も専門知識が豊富で、自分がやりたいことを追求しやすい職場だと思います。

今後の目標
この病院の一員としては、スタッフ各々が良いところを出し合って、チームで頑張っていきたいと思っています。個人的には、自身の出産を通して、出産への理学療法の必要性を感じ、出産と理学療法というテーマにも興味を持っています。より一層臨床経験を積んで、将来的には、理学療法士を目指す人たちをサポートしていけたらと思っています。
入職をお考えの皆様へ
臨床家としての緊張感はもちろん感じますが、職員同士の距離が近くて仲が良く、上司にも相談しやすい職場なので、若いスタッフも一人で悩むことは少ないと思います。何よりも大事なのは“好奇心”だと思うので、「自分がやりたいことを持っている人」に、入っていただきたいですね。肩に力を入れず入ってきていただけたらと思います。
