運転評価外来について
運転評価外来
疾病後に自動車運転が困難、検査が必要になった場合、自動車運転に必要な情報処理速度・視空間認知能力・注意機能などを机上検査、シュミレーターを使用して自動車運転を支援していきます。
対象とされる方
- 脳血管障害を呈し、自動車運転に際して高次脳機能評価が必要な方
- 急性期病院からそのまま自宅退院をされた方(回復期リハビリテーション病棟へ転院せず、リハビリテーション評価を受ける機会が無かった方)
- 当病院回復期リハビリテーション病棟を退院した方
脳血管障害発症後180日以内の方が基本的には対象になります。その他疾患の方は要相談。
運転リハビリの流れ
自動車運転評価処方
主治医による診察を行います。※ご家族の付き添いが必要になります。
運転再開に対し、てんかんや再発性の失神、認知症などが無いか医師が確認を行います。
面談、講義
運転をする上でのリスクや評価の必要性を説明します。 運転歴や運転頻度、事故の有無などを聴取します。
高次脳機能評価
身体機能評価、高次脳機能評価(机上検査)、有効視野検査を行います。
ドライブシュミレーター評価
ドライブシュミレーターを用いて運転反応の評価、危険予測体験での評価、総合的な運転能力の測定を行います。
主治医からの説明
高次脳機能評価、ドライブシュミレーター評価の結果を基に外来主治医より自動車運転評価の結果、運転の可否についてご説明いたします。運転に際して高次脳機能結果が基準を満たしており、運転可の説明があった場合は当院受診終了後、運転免許センターでの適正検査を受けて下さい。
※当院での運転検査により自動車運転再開が可能になるものではございません。
必ず運転免許センターでの適正検査を受けてください。
運転評価の際に行う検査
高次脳機能評価
MMSE、Trail Making Test、Kohs立方体検査、SDSA検査など
VFIT
ドライブシュミレーター評価
Hondaセーフティナビ
検査開始~終了までの流れ
- 講義(20~30分)
- 身体機能評価(10分)
- 高次脳機能評価(約240分)※状況により増減します。
- ドライブシュミレーター評価(60分)
検査開始~終了までのリハビリ実施回数
- 40分/1回リハビリの場合:8~10回
- 60分/1回リハビリの場合:6~7回程で終了を予定をしています。
※予定ですので、増減する可能性があります。
リハビリ時間と頻度
時間 | 40分、60分/日のどちらかを選んでいただきます。 |
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頻度 | 1~2回/週(週2回以上は受け付けることが出来ません。ご了承ください。) |
相談窓口
運転評価外来については当院連携室までご相談下さい。 (☎048-964-2307(医療連携室直通)