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医療コラム

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頭が働かないのは適応障害の可能性も…?
思考力への影響や対処法について

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職場などで重大なストレスがあり、それがもとで適応障害となり、頭が働かないことがあります。

適応障害とはどのような病気なのでしょうか?

本記事では、適応障害の主な症状や、思考力への影響、対処法、他の病気との見分け方を解説します。これを読めば、適応障害の概要が分かります。

ストレスが原因で頭が働かない場合に役立ててみてください。

適応障害になると頭が働かない?

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世界保健機構の診断ガイドラインによると、適応障害とは「ストレス因子により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」と定義されています。

ストレスとは、重大な生活上の変化やストレスに満ちた生活上の出来事を指します。
ストレスの種類は、個人のレベルから大規模の災害までさまざまです。

生活上の変化や出来事が、個人にとって辛く耐え難い場合に、ストレスが個人に悪影響を及ぼします。

ストレスによって情緒が大きく変化し、普段の生活や社会活動を送る上で困難が生じます。
この状態が一定の期間に続くのが「適応障害」です。

適応障害では、抑うつ気分、不安、怒りなど情緒面の症状と、過度の飲酒、暴食、無謀な運転、人間関係のトラブルなど行動面の症状がみられます。

さらに「頭が働かない」といった症状がみられることもあります。

適応障害で頭が働かない状態になる原因

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「頭が働かない」は「頭が回らない」といった表現もあり、考えが止まってしまう状態です。

「考え事をしていたのに、途中で止まってしまい、知らぬ間に時間が経っていた」
「作業中にも関わらず、いつの間にか手が止まっていた」
などの現象がみられます。

それではなぜ適応障害で頭が働かなくなるのでしょう。
それはストレスの原因となる外部要因、ストレス反応、適応障害になる人の内部要因が合わさって適応障害が起こり、抑うつ気分・不安などが続くため、脳が疲労して頭が働かなくなるからです。

順に反応の経路を解説していきます。

外部要因

たとえば働いている方の適応障害は、パワハラ、長時間労働、移動先の部署になじめないなどのストレスがみられる場合が多いようです。また孤立して、周囲からサポートを受けにくい環境も影響します。

内部要因

以下のような内部要因がみられる人は、適応障害を起こしやすい人です。

  • ストレスを受けたことが少なく、ストレス耐性が弱い
  • ストレス対処経験の不足から対処能力が低い
  • 悲観的な性格

ストレスに対するストレス反応

人は自分にとって有害なストレスに出会ったとき、危険から身を守るためにストレス反応を示します。ストレス反応として情緒面や行動面の症状がみられます。
大抵の場合、長く続くことはなく、ストレスを乗り越えると自然に消失します。

適応障害が起こる原因

適応障害はストレスと本人のミスマッチで起こります。
ストレスを乗りこえられず、ストレス反応が持続して、情緒面・行動面の変化が現われます。

頭が働かない場合の対処法

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頭が働かない場合、症状が軽ければ、仕事量を調整する、職場環境を整える、ストレス解消法をみつける、十分に休養するなどで対処すれば、短期間のうちに自然に治ることも少なくありません。

しかし適応障害のときは、原因や症状が複雑であり、自力で対処するのは困難です。

また仕事上のトラブルや交通事故などのリスクが高まります。

1〜2週間以上続けて頭が働かない状態が続くときは、心の病を治療する専門医に診てもらうほうがよいでしょう。

適応障害を専門にするのは、精神科、精神神経科、心療内科、メンタルヘルス科などの医師です。

うつ病

うつ病になると脳の神経伝達の働きが悪くなるため、頭の回りも悪くなります。

燃え尽き症候群

それまでモチベーションを高く持っていた人が、突然やるを失ってしまう状態です。
一つのことに集中して頑張り過ぎると起こることがあります。

無気力症候群

意欲や自発性が低下し、感情の起伏が小さくなり、周囲に無関心になる状態です。
強いストレスから心を守るために回避する「逃避行動」と考えられています。

統合失調症

ストレスが原因ではありませんが、脳の働きをまとめることが難しくなる病気です。
集中力が低下し、頭が働かなくなり、幻覚や妄想などもみられます。

認知症

これもストレスが原因ではありませんが、記憶力・判断力が衰え、頭が働かなくなる病気です。
記憶力が徐々に衰えていきます。

頭が働かない原因がわからない場合には

適応障害は、ストレスによって情緒が大きく変化し、普段の生活や社会活動を送る上で困難が生じる心の病です。適応障害では常に抑うつ気分、不安などが続くため、脳が疲労し、頭が働かなくなります。

さらにうつ病、燃え尽き症候群などでも頭が働かないことがあります。
こういった心の病は、病態が複雑であり、自力で対処するのは困難です。
早めに心の病を治療する専門医に診てもらうほうがよいでしょう。

日本橋にある「スマイルクリニック イムス東京」(略してスマクリ)では、豊かな経験と資格を有する専門医が、正しく診断、治療をいたします。

スマクリの3つのモットー

01

信頼できる
確かな目

02

安心して
任せられる

03

心が
笑顔になる

関心のある方はぜひ詳細をご覧ください。

参考資料
1) 適応障害|統合失調症 - 厚生労働省健康教育指導者講習会 - PDF
2) 心のケアとストレス・マネジメント|文部科学省

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