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うつ病

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うつ病とは

うつ病は、気分に波が起きる気分障害の病気です。
主に気分の落ち込み、意欲の喪失、無気力といった症状により日常生活に支障をきたすことが特徴付けられます。気分障害を大きく分けると、下記の3つに分類されます。

①うつ病

ストレスにより脳の機能障害が起こり、心のエネルギーが低下する病気です。
気分の落ち込み、意欲低下、眠れない・食欲がないなどの症状が2週間以上続くことが、うつ病の基本的な診断基準となっています。

②双極性障害(躁うつ病)

うつ状態と躁(そう)状態を、周期的に繰り返す病気です。
うつから症状が始まる場合、当初はうつ病と診断され、経過から双極性障害とわかる場合もあります。

③持続性気分障害(気分変調症)

気持ちの落ち込みや意欲の低下が慢性的に続く病気です。

うつ病の原因

うつ病は感情や意欲をコントロールする脳のネットワークの情報伝達に問題が生じることによって起きます。うつ病に関しても、発症の原因は人によってさまざまです。
日本では、100人に約6人がうつ病にかかると言われています。
その原因によって、外因性、心因性、内因性に分類できます。

①外因性うつ病

脳の機能障害を引き起こす脳の病気や外傷、または薬物により、脳の機能低下を引き起こされて起きるうつ病です。代表的な原因は脳血管障害やパーキンソン病などの脳の病気や、脳挫傷や外傷性脳内血種などによるもの、さまざまな病気に使われるステロイドなどによるものです。

②心因性うつ病

ストレスが原因で発症する心因性うつ病は、適応障害として発症し、うつ病に移行してものが多いと考えられます。

③内因性うつ病

①②のどちらにも当てはまらず、なりやすい素因(性格傾向、ストレス認知のパターン)などによって発症した場合を内因性うつ病と呼ばれます。

うつ病の症状

うつ病の症状は、精神症状と身体症状に分けることができます。

精神症状

・気分が落ち込む
・自信がなくなる
・集中力が落ちた
・やる気が出ない/意欲がわかない
・好きな事にも興味が持てない
・物事を悪い方向に考えてしまう
・悲観的に考えてしまう

身体症状

・眠れない
・食欲がない
・動悸がする/息苦しい
・吐き気や下痢が続く
・体重が減る
・性欲が衰える

うつ病になりやすい方の性格

うつ病はストレスが脳の機能障害を引き起こすことにより起こりますが、ストレスを我慢して、自分を追い込みやすい方がうつ病になりやすいと言えるでしょう。
まじめで、几帳面で、もっと頑張らなければ、こうあるべき、自分が悪い、周りに迷惑をかけているなど自責的に考えてしまう傾向のある方に起こりやすくなります。

うつ病の治療法

休養

症状の改善に必要なことはまず休養です。
ストレスをさけ、心身が休まる環境に調整します。
仕事や職場でのストレスが原因である場合には休養を検討します。

薬物療法

うつ病の症状を改善して、心身の安定を目指すために、働きのバランスを崩した脳をもとに戻すために抗うつ剤を中心とした薬物療法を行います。

中には薬を飲みたくない、副作用が心配、やめられなくなるのでは、などの抵抗感をもたれる方がいらっしゃいます。しかし適切な時期、適切な薬物を服用することで、より早く回復することは確実です。抗うつ薬の副作用は新規に発売されるたびに少なくなっています。薬の飲み始めには副作用を感じることがありますが、これは随伴症状と呼ばれ、飲み慣れると気にならなくなることもあります。

抗うつ剤の主な副作用は便秘、下痢、吐き気、体重増加、眠気、口の乾き、めまい、ふらつきなどです。しかし副作用の出方には個人差があるため細かく調整していくことが大切です。

精神療法

精神療法では患者さまがうつ病に陥りやすい考え方や行動パターンを認識し、改善する手助けをします。専門の心理士による認知行動療法や対人関係療法などを薬物療法や精神療法と併用して行うこともあります。

一般的には休養・薬物療法などで状態を安定させてから、発症の原因を振り返り、再発予防のために精神療法等を行います。

うつ病は人や時期によって適切な治療法が異なります。
心身に不調を感じた場合は早めに専門の医療機関を受診するのが良いでしょう。

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