人工透析
当院の人工透析
B棟2階(ベッド数23床)で血液透析を行っています。集中管理されたシステムでより安全な透析治療を提供するとともに、新館では全台オンラインHDFで、全室個室のプライバシーに十分に配慮された空間で落ち着いて透析治療が受けられるように配慮しています。また、血液透析の導入から維持透析を中心に、血液濾過透析療法や炎症性腸疾患に対する顆粒球除去療法、下肢閉塞性動脈硬化症に対するLDL吸着療法、敗血症性ショックに対するエンドトキシン吸着療法、難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法なども行っております。
透析室
透析室ベッド
オンラインHDFとは
長期間透析を継続することで、β2マイクログロブリンという物質が関節や骨に沈着して神経を圧迫し、関節炎やしびれなどを起こす透析アミロイドーシスが発生しやすくなります。血液透析濾過法(HDF)は血液透析(HD)にろ過(HF)を加え、ろ過する量を増やすために補液をし、血液透析よりろ過を多量に行います。オンラインHDFは、無菌的に調製された透析液をそのまま置換液として用い、体内に大量の透析液を注入し、それと同量の除水を行うことで、通常の血液透析だけでは除去が困難なβ2マイクログロブリン等を積極的に取り除くことができます。優れた臨床効果が得られることから、日本でも2010年から保険診療で認められるようになった新世代の血液浄化療法です。 オンラインHDFでは極めて清浄な透析液を用いるため、エンドトキシンなどによる血液汚染も予防できる方法として注目を集めています。
治療効果について
オンラインHDFにより次の症状が改善すると報告されています。
- 透析アミロイドーシス関連の骨・関節痛
- 皮膚掻痒感
- 透析中の血圧低下
- 食欲不振
- 貧血
- イライラ感(下肢のイライラ・むずむず)
無料送迎サービス
外来透析患者さまを対象に透析送迎サービスを提供しています。
送迎車は、月曜日から土曜日まで運行しています。送迎は、ルート送迎になります。
送迎、空床状況、診療時間、入院に関するご相談については医療相談室(TEL :011-640-3255、FAX :011-558-1065)までお問い合わせ下さい。
送迎室
送迎車昇降機
臨時透析
帰省やご旅行、出張などで滞在される方の臨時透析も随時受け付けています。
札幌駅から琴似駅までJRで6分、琴似駅より徒歩3分の立地で、交通の便に優れています。
詳しくは、地域医療連携室(TEL :011-555-2770、FAX
:011-640-3256)までお気軽にご相談ください。
医師紹介
氏名 | 山浦 英樹(やまうら ひでき) |
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経歴 | 愛知医科大学医学部卒業 |
学会認定資格 所属学会 |
日本糖尿病学会専門医 日本プライマリケア連合学会(認定医、指導医) 日本内科学会認定内科医 日本医師会認定産業医 日本化学療法学会ICD |