男性看護師インタビュー FILE03

看護学生はみんなやさしい。男性でも不安なく楽しく学べます

※所属や役職の情報は2023年6月当時のものとなります。

入職3年目で回復期から急性期へ。働きたい気持ちを尊重してくれた

朝倉さんの仕事内容を教えてください。

私は、発症直後の脳卒中の患者様を受け入れるSCU(stroke care unit)に勤務しています。看護師になって3年目で、ずっとイムス横浜狩場脳神経外科に勤務していますが、入職時は回復期(回復に向かう時期)病棟に配属となり、2023年度から現在の急性期(病気になったばかりで変化が激しい時期)病棟に異動しました。

私は、発症直後の脳卒中の患者様を受け入れるSCU(stroke care unit)に勤務しています。

回復期から急性期への異動は自分で希望したのですか?

はい。私は何事もゆっくり進めたいタイプの性格で、患者様の様子が目まぐるしく変わる急性期は向いていないと思い、進路を決めるときに回復期を希望しました。入職2年目になり、他の病棟で1カ月働ける制度を利用してSCUで働いたところ、学びの量が多くて、ここで働きたいと強く思ったので、志願して異動しました。

IMSグループでは働きながら幅広い知識や経験を身に着けられる制度が充実しています。狩場では朝倉さんのように、入職してから働きたい場所が変化した場合は、可能な限り異動できるようになっています。

イムス横浜国際看護専門学校を選んだ決め手は海外研修

朝倉さんは何歳頃から看護師を志しましたか?

6歳です。6歳のとき大やけどを負って病院へ運ばれたことがあり、そのときの看護師さんのやさしさに感動して、自分も看護師になると決めました。家族に看護師が二人いて、その背中を見てきたこともあり、成長しても看護師になりたい気持ちが揺らぐことはなかったです。

数ある看護学校の中で、イムス横浜国際看護専門学校を選んだ理由は?

いちばん惹かれたのは、海外研修があることでした。検討していた他の学校にはなかったんです。私の学年は、ベトナム研修でした。漢方治療に積極的な国で、日本とは違う治療の考え方をたくさん知ることができました。
もう一つ、IMSグループの理念「愛し愛される IMS(イムス)」が、患者様や地域に寄り添っている感じがして、私の目指す看護師像と一緒だと思ったことも理由の一つです。

入学して感じた同校のよさは?

いつも最新の書籍をたくさん置いてくれているところはよかったです。特に国家試験の勉強で助かりました。看護の知識や情報はつねにアップデートされているので、新しい本があるのはかなりのメリットです。

看護学校は男性が少ないですが、居心地はどうでしたか?

入学するまでは、女性だらけのクラスに男がぽつんと居られるのか不安でした。私の学年は学生60人のうち男性は5人しかいませんでしたが、学校が始まったら、そんな不安はまったく無用で、性別関係なく楽しく学べる雰囲気でした。よく考えてみると、そもそも看護師を目指す時点で、みんな人にやさしいんですよね。愛があって、誰もが平等で。少数派をのけ者にするなんて、考えもしないんです。

朝倉さんが言う通り、看護師を目指す人は性別問わずやさしくて愛があります。さらに、IMSグループの看護学校では学生時代から「愛し愛される IMS(イムス)」というグループ理念を共有していますので、学生時代に培ったやさしい気持ちを職場でも発揮してくれています。

看護経験者の先生による看護師目線の指導を受けられる

進路をイムス横浜狩場脳神経外科に決めた理由は何でしたか?

まず脳神経外科に行きたい気持ちが最初にありました。親と姉が看護師なので相談したところ、脳分野は未知の領域が多く面白いという理由で、脳神経外科を勧められました。イムス横浜狩場脳神経外科を選んだ理由は、実習に来たときの病棟の雰囲気がよかったからです。

まず脳神経外科に行きたい気持ちが最初にありました。

雰囲気づくりの一環として、新人が緊張せず明るく仕事に取り組めるようにするため、リフレッシュ研修を行っています。第一回目は、3グループに分かれて動物園に行きました。現地までのルートなどをグループごとに考えてもらったりすることで、リーダーになる人、まとめ役、ついていく人など、役割が自然と分かれます。個々の行動や考え方のタイプをお互いに知ることは、チームワークが大切な看護業務に必ず活かされると思います。

実習で苦労したことはありましたか?

看護記録はかなり苦労しました。本当の患者様が目の前にいても、病態を説明する知識も言葉も足りないので、まずは病態を説明するために参考書や資料を読み込んだり、学校で先生に聞いたりして記録しなければなりません。その後の経過観察も同じです。ただ、学校の先生が数年前まで現役看護師で、看護師の目線で教えてくれたので、とても分かりやすかったです。

入職後も、現場で働く認定看護師が研修講師を務めることもあり、看護師が欲しい情報を取り入れてくれるので、すぐに実践で使えると評判です。

看護の現場は、性別問わず誰もが等しく大切な存在

看護師としての男性ならではのエピソードはありますか?

一般的に、力は男性のほうが強いですから、患者様の抵抗や移動のとき、積極的に担当すると喜ばれます。

男性看護師は皆やさしいので、居ると場が和みます。患者様の中には、男性看護師を息子や孫のように思ってくださる人もいて、それがヘルスケアにもつながっています。これまで看護師は女性の職場という印象がありましたが、男性も活躍することで、より幅広い看護ができると感じています。

男性看護師はみなやさしいので、居ると場が和みます

朝倉さんのこれからの目標を教えてください。

まず23年度中にICLS(Immediate Cardiac Life Support/看護師や救急救命士などの二次救命処置トレーニングコース)インストラクター認定を目指します。さらに、看護師5年目から資格が取れる急性期の認定看護師も、将来は目指す予定です。

最後に、これから看護師を目指すみなさんへのメッセージをお願いします。

どの性別も性格も、看護には等しく大切な存在です。百人百様の患者様を看護するには、幅広い考え方と性別のバランスが必要です。少しでも看護師になりたいと思ったら、ぜひ学んでみてください。

学んでいるうちは大変なこともありますが、分かるようになると、仕事は楽しくなります。私は看護師になってよかったと思っています。看護師になりたい、やってみたいという気持ちだけで飛び込んでもいいと思います。

所属病院情報

イムス横浜狩場脳神経外科病院

イムス横浜狩場脳神経外科病院
〒240-0025 神奈川県横浜市保土ヶ谷区狩場町218番地9号
https://www.karibanouge.com/

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