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産婦人科 : 対象疾患・治療
一般婦人科診療
・不正出血・月経異常・おりものが多い・腹痛など
不正出血
不正出血の原因としてホルモンバランスの異常や子宮のポリープや子宮筋腫などの良性の腫瘍、子宮頚癌や子宮体癌などの悪性の腫瘍が原因となることがあります。内診や超音波検査をしたり、細胞診や子宮鏡検査を追加して不正出血の原因を探してゆきます。 原因がわかったら手術をしたほうが良いか、手術をしないで経過を観察するだけで良いかを判断します。
月経異常
生理の通常周期は25日~38日です。
無理なダイエットや激しい運動、ストレスや何らかの病気で数か月に1度、あるいは全く生理が来なくなってしまうことがあります。
詳しくお話を伺い、血液検査や超音波検査などで診断します。
月経不順は不妊症や骨粗鬆症や子宮体癌の原因となる場合や、子宮や卵巣疾患が原因となっていることがありますので、治療が必要となることがあります。
また、急に生理が来なくなった場合は妊娠の可能性があります。市販の妊娠検査薬で陽性の場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。
おりものが多い
おりものが多い場合は感染症や子宮癌などの病気に注意をしましょう。
かゆみを伴う感染症には主にカンジダ膣炎とトリコモナス膣炎があります。
・カンジダ膣炎
真菌(カビ)の感染が原因です。酒粕やヨーグルトのようなおりものが特徴です。抵抗力が落ちたときや抗生剤を長期間投与したとき、妊娠中に発症しやすくなります。抗真菌作用のある膣座薬や軟膏が効果的です。再発をしやすいので根気良く付き合うことが大切です。
・トリコモナス膣炎
原虫の感染が原因です。白色で泡状の悪臭を放つ帯下が特徴です。性行為で感染することがあります。原虫を殺すための膣座薬や内服薬が効果的です。
おりものが増える感染症として、クラミジア感染症や淋菌感染症などの性感染症なども挙げられます。
おりものは増えませんが、性器ヘルペスや梅毒、尖圭コンジローマは性感染症に指定されています。いずれも適切に治療をすると完治することができます。
出血を伴うようなおりものが続く場合は、子宮がん検診を施行しましょう。
腹痛
婦人科で腹痛が出現する疾患は月経困難症(生理痛)、切迫流産や流産、異所性妊娠(子宮外妊娠)、卵巣嚢腫茎捻転、骨盤腹膜炎などがあります。
月経困難症は月経血を排出するために子宮が収縮することによおこります。子宮の傾きが強かったり、内膜症(卵巣子宮内膜症性嚢胞や子宮腺筋症)があると症状が重くなることがあります。
鎮痛剤を月経開始前から内服したり、ピルを服用することにより痛みをコントロールができます。
我慢せずに受診して担当医と相談しましょう。
妊娠初期の診断・流産手術など
妊娠初期の診断
排卵日を妊娠2週0日とします。妊娠した場合は通常4週0日で妊娠判定が陽性となります。子宮の中に胎嚢(赤ちゃんの部屋)が確認できるのは5週ころです。その後5週の終わり頃から赤ちゃんの心臓の動きが確認できるようになります。
生理が始まる予定日より一週間過ぎても生理が来ない場合は、妊娠反応をチェックしましょう。妊娠検査薬はドラッグストアやインターネットでも簡単に購入することが可能です。検査結果が陽性の場合は早めに(妊娠5週の終わり頃までには)産婦人科を受診しましょう。
妊娠判定について
診断は超音波で子宮内に胎嚢があることを確認します。子宮の中に胎嚢が認められない場合は異所性妊娠(子宮外妊娠)を疑います。異所性妊娠は手術が必要な疾患です。放置すると危険ですので、早めに(妊娠5週ころまでに)子宮の中に胎嚢を確認することが重要です。
妊娠8週ころまでには、ほぼ全例で胎児心拍が確認できます。その後、妊娠週数が進めば進むほど流産の確率は低下してゆき、妊娠12週ころまでには数%まで低下します。